解剖記録91番目 武力の夜
カスミ「……安藤さん?」
安藤「どうしたんだ?急に来て」
カスミ「進行する予定言いに来た、今日の夜、ヘリ数台で屋上から奇襲をしかける」
安藤「……どうして真正面から行かないの?それに、どうして夜なの?」
カスミ「夜だとヘリが発見されにくい、それで真正面は封鎖されてる可能性があるんだ」
安藤「ゾンビが押し寄せないために?」
カスミ「そうだね……そして、そっちは、軍隊でしょ?数人だけ貸してくれないか?」
安藤「……いいだろう、じゃ……とりあえず、ここに行く人を集めようか」
そして私は各方面に連絡を通した。
カスミ「多分これで夜更け前には着く予定です」
安藤「じゃ……私たちの仲間に……すこし呼びかけようか」
そしてB.A.Tのメンツが呼び出され、スナイパー1人、突撃部隊3人がついてくることになった。
安藤「これでいいだろう……」
????「なんだ?カンチャン、ビビってんのか?」
安藤「ちょ……今は上官でしょ?」
????「ハハハ……そっか、カンナ上官か……時って経つのが速いんだな」
安藤「あんたの方が入隊した時期が速いんだから、すぐ追いついてきなよ?」
……隊員たちの話に花が咲いてる……私が混ざるのはよろしくないな。
安藤「そうだな……こいつ、知ってるか?」
すると私をグイっと持ってきた。
カスミ「ちょ……何するんですか!?!?」
????「……ラジオの子?」
その人は私と同じように、胸がでかかった。
カスミ「……まだ小さい」
安藤「どういうことよ!?!?」
……嫉妬してるんだ、きっと。
安藤「それは置いといて……この子、私と一緒にいる機会が多かったんだよね」
カスミ「そう……ですか?」
安藤「そうだ、隊にいる時間よりこの子と一緒にいる時間の方が多かったのかな」
そして続々と人が集まってきた。
安藤「おっと、みんな来たか、じゃ……行ってくるよ」
そしてみんながヘリコプターに乗り込んでいった、その中で何か書いてる人もいたり、話をしてる人もいた、これで死ぬ人もいるから、最後の思い出……か、私もさっきあったことを紙に記しておこうかな……
安藤「……落ち着かないのか?」
カスミ「そう……ですね、私のお父さんとお母さんを……止めれるのか心配で」
安藤「……無理だったら……わかってるな?」
その顔は、いつも私たちに向けている顔とは違った、なにかを覚悟している顔だった。
カスミ「その時は……決別しますよ」
安藤「そうか、頑張れよ」
そしてスナイパーは配置に着いたらしい。
安藤「そっか。じゃ、屋上にいる敵を撃ち抜いていけ」
そして下で銃声が鳴り響いて行った。
安藤「もう暗い、奴らは視認できていないだろう」
そして私たちは屋上が安全になるまでヘリにこもった。
カスミ「このことも……書き記しておかないとな」
そして私は書き記しておいた、死んでも、誰かがこの意思を受け継いでくれることを……
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