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解剖記録8番目 大和組

健次郎「それにしても…どうやって電話したんだ」

カスミ「ああ、手足結ばれてなかったから」

健次郎「そりゃ呼ばれるよな…あいつらも、大和組と知り合いって…知るわけもないよな」

伏黒「まぁ…死体の処理はゾンビにやらせといて…いったんうちの事務所に来るか?」

健次郎「いや…そういうでかい所は…」

カスミ「行かせてください!」

伏黒「わかった、嬢ちゃん…」

そして伏黒さんは電話をした。

伏黒「おやっさん、いったん嬢ちゃんをそっちにいさせてもいいか?…わかりました、ありがとうございます…いいってさ」

カスミ「よっしゃーそういうところ行きたかったんだよねー」

伏黒「まぁ…こんな世界になるまでは暴対法でややこしかったからな…今ならできる体験だ」

健次郎「まじか…」

カスミ「なんで肩を落としてるの?」

健次郎「いや…そういう広い所は…少し苦手なんだ」

カスミ「でもいくぞー」

私は黒いボロクソワーゲンで組の事務所に向かった。

カスミ「車…快適なんですね…」

藤黒「でもな…この町を出る高速道路に車が渋滞しまくってるんだ、そして地面は錆びたにおいが立ち込めるんだ」

健次郎「…渋滞ね…渋滞であればいいけど」

カスミ「どういうこと?」

健次郎「これ以上感染を広げないために人が車に乗ってる人を射殺していったっていう持論だ」

藤黒「まぁ…それもあるが…」

大迫「…でもいいじゃないですか…ほら、ついた」

四月一日「俺の運転だぁ」

大迫「事故起こさなかったのは奇跡だけど」

四月一日「だってさー、事故ったら、殺されちゃうもん―」

カスミ「あはは…」

健次郎「…でかいビルだな…」

伏黒「ああ、これでも狭いと感じるがな」

カスミ「そうは思いませんけどね」

伏黒「どうしてだ?」

カスミ「私の部屋は狭いんで…」

伏黒「…一部屋貸すが?」

カスミ「いいんです、私の思い出が家に詰まってるんで」

伏黒「…俺がいるぞ」

大迫「告白ですか?俺でよければ」

伏黒「俺でよければじゃねぇんだよ馬鹿」

大迫「ぐぶ」

そして、玄関には組の構成員が待っていた。

構成員「おかえりなさいませ!」

伏黒「ああ」

カスミ「恥ずかしい…」

健次郎「大丈夫だ、俺がいるから」

大迫「こっちも告白かぁ?」

健次郎「この時は殴ってもいいだろ」

伏黒「ああ」

大迫「ダブルツイスト!」

そして組長に会うことになった。

組長「ああ、伏黒君、お疲れ」

伏黒「はい」

組長「それと…カスミさんだっけ…」

カスミ「はい!」

組長「災難だったな…でもこれからはうちの組が守る、非常時だ、守代はいらん」

カスミ「ありがとうございます!」

組長「伏黒には少し話がある」

伏黒「何でしょうか」

組長「カスミさんが外出するときの護衛にいってやれ」

伏黒「…わかりました」

そして、事務所を後にした。

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