解剖記録82番目 恋はガツンとしとやかに
カスミ「でも、どこかで聞いたんですが、結婚は人生の墓場って聞いた気がするんですよね」
安藤「確かに、聞くね……でもね?人生の墓場って言うけど、じゃぁほかの人はどうよ」
カスミ「どういうことなんですか?」
安藤「そうだね……本当の幸せって、なんだろうね」
カスミ「ハップラーメンを食って生きてる生活じゃないんですかね?」
安藤「あなたは一旦食べ物から離れなさい。本当の幸せはないけど、あるんだよ、まるでシュレーディンガーの猫みたいなことだね」
カスミ「本当の幸せは、誰にもわからないってことですね」
安藤「……そう解釈するんだ……それでもいいけど」
……もうこのまま伝えちゃおっかな……でも、恥ずかしいし。
安藤「……あの男に告白しちゃいなよ」
カスミ「まぁ……そうだけど」
安藤「ほら、好きって書いてあるわよ」
カスミ「えっ……どこに!?!?」
安藤「ほら……おでこに」
カスミ「もう……からかわないで……」
安藤「私はあなたの恋に応援してるぞ」
カスミ「……わかったよ…応援してなさいよ!」
安藤「……変わったな」
そして私は家に帰った。
カスミ「……あの……バカッ……」
私は地面に落ちていた石を拾った、何故だか知らないけど、大事にしたいと思っていたから。
カスミ「ただいまー」
伏黒「帰ってきたか、おかえり」
カスミ「……ただいま」
伏黒「おいどうした!?!?体熱いぞ!?!?」
カスミ「いやぁ……どうってこともないけど……」
伏黒「一旦休め……」
カスミ「はぁい」
そして私はベッドに寝転がされた。
カスミ「体がぽてぽてする……」
中村「はい動かないのー」
そして中村さんがこう言い放った。
中村「あなた……恋の感染症にかかってるわね」
カスミ「恋の感染症って……HIVじゃ……」
中村「性感染症じゃないわよ、私ねぇ……そういうの、あまり見たことないからあれなんだけど……告白してこぉい!!!」
カスミ「ブエェェェ!?!?」
そして伏黒さんのところに行った。
中村「伏黒っち?こいつが何か話したいらしいな」
おいぃぃぃ!?!?なに勝手に言ってるの!?!?」
伏黒「どうしたんだ?」
カスミ「あの……あの……」
凄い緊張で言葉が……でにゃい!嚙んじゃった…
カスミ「お付き合いしてください!!」
はわ……はわわ……
伏黒「……だからあんな熱が出てたんだ……いいぞ、ついてこい」
そして私はそのままぶっ倒れた。
伏黒「おいどうしたんだ!?!?」
カスミ「えへへ……」
中村「よくやった、じゃ、とりあえず体冷やせ」
そして顔面に水をかけられた。
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