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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book7 命の価値

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解剖記録80番目 こんがり肉

カスミ「ありがとねー」

安藤「しっかり休めよ?」

そして安藤さんは帰っていった。

伏黒「……しっかし、虎徹なぁ……お前拷問の勢いがもはやBLの声使いだったな」

虎徹「いやぁ……つい集中してしまうと、そんな声出てしまうんだよ」

伏黒「この女たらしが」

虎徹「今なんて言った?女連れてるお前が女たらしだ」

伏黒「嬢ちゃんはおやっさんの命令で護衛してるんだよ」

カスミ「まぁまぁ」

虎徹「じゃぁカスミちゃんに聞こうか?」

カスミ「……え?」

どうして私に話題を振ってくるんだぁ……まぁ……そうだな…

カスミ「どちらかと言えば……好き……かな」

虎徹「ほら!言っただろう!」

つい勢いに任せて言ってしまった……本当なんだけど、恥ずかしい……

伏黒「好き…好き……ほわぁぁ」

虎徹「何寝てるんだ……だめだこいつ尊死してる……とりあえず、闇医者に担ぎ込まないとな……」

そしてどこかに行った……私これからどうしたらいいの?

カスミ「……この中入ろっと」

そして誰かとぶつかった……よぼよぼで……

おやっさん「おっと、大丈夫か……前で何か騒ぎあったが……どうにかしたか?」

カスミ「ええっと……伏黒さんが私の告白でぶっ倒れて……その告白は虎徹さんに…」

さっきの事柄全部言っちゃった……

おやっさん「……お前が最後に奴にとどめを刺したのか……虎徹か……後でアルハラの刑か」

カスミ「ええっ…?」

おやっさん「それに帰る足無いんだろう?一旦うちの事務所に来なよ」

カスミ「いいんですか?」

おやっさん「いいさ、どうせあいつのことだ、闇医者に担ぎ込まれているだろう」

カスミ「ありがとうございます!」

そして事務所の中に入っていった。

カスミ「高そうなツボだ……」

大迫「それは触らない方がいいよ、カスミちゃん」

カスミ「後ろに……いつの間に」

大迫「このツボ、案外高いんだから、割ったらヤキ入れられるからね」

すると奥から誰かが来た。

????「カタギにヤキ入れる極道がどこにいるか……頓智気が」

大迫「新田の兄貴!?」

新田「いいか、俺は今から外回りいく、お前ついてこい」

大迫「わかりました新田の兄貴!」

カスミ「……屈強な人だな……」

そして私は伏黒さんが帰ってくるまで待っていた。

カスミ「あっ……戻ってきた」

伏黒「いやぁ……急に告白されるから心臓止まったぞ」

四月一日「伏黒の兄貴ぃ……心肺蘇生やるぞぉ?」

伏黒「やめてくれよ……逆に心臓止まるわ」

そして伏黒さんとともに外に行き、ある実験をした。

カスミ「ここに牛肉あるじゃん?」

伏黒「ああ、あるな……それがどうした?」

カスミ「これは生、これはゆでたやつ、これは火でこんがり焼いた肉、さてゾンビはどれにがっつくと思う?」

伏黒「そりゃ……生じゃないのか?」

カスミ「だよね……」

そして私はビルにその肉を吊るし、ゾンビはどれにがっつくのか、試した。

カスミ「……予想とは違い、こんがり焼いた肉にがっつくね」

伏黒「……人間の時の味覚がまだ生きてるのか…?」

カスミ「おそらくね、おいしいものに寄せ付けられるのだろうね……」

そして私たちはその場を後にして、帰った。

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