解剖記録79番目 おとしまえ
伏黒「今だ!日車を捕まえろ!」
カスミ「あーい」
日車「……大和組か」
すると、私の目の前まで日車が来た。
虎徹「カスミ!体を左に!」
カスミ「ああ……」
そして後ろにいた虎徹さんにバトンパスした。
虎徹「何カタキに手を出してるんだよ!」
日車「あんなゴミ老人ら何の価値があるんだ!」
虎徹「やっぱお前はクズだな、一生視界失っておけ」
すると、指で目を押しつぶした。
日車「いだぁ!?!?」
虎徹「人ってのはな……暗闇だと、無性に恐怖を感じるんだ、お前にも同じことをしてやるよ」
そして日車の体は拘束した。
虎徹「さっ……ここからむごい拷問の時間だが……まず姉御の妹さんを開放しないとな」
のぞみ「ありがと……」
虎徹「じゃ……カスミちゃんと姉御の妹さんは帰ってねー」
カスミ「あれ?こいつゾンビの餌にしないの?」
虎徹「そうした方がいいな」
そして私たちと日車はヘリに乗り込んだ。
虎徹「……一応のぞみちゃんは目隠ししててねー」
伏黒「それだけはちゃんとしてるんだな」
虎徹「だって、それで鬱になったら困るんだもん」
伏黒「…やっぱお前のことはわかんねーよ」
虎徹「わからなくてもいいの」
そして日車の背中を鉋で削りだした。
虎徹「罪を償ってくださーい?」
日車「ひぎゃぁぁ」
生きたまま背中を鉋で削られるのは私でも嫌だ、それが目の前で行われているのだ……
虎徹「はーい、パース」
伏黒「お前には歯と髪の毛と指と足の指は贅沢だろう……」
そして淡々と髪の毛とか切っていった。
日車「もう……やめて……じんじゃう……」
伏黒「何か言いたげだな……どうぞ?」
虎徹「お前の手で殺したやつもその苦痛を背負ってんだ……俺らはあくまで極道だ、その心構えわかってるよな……」
日車「ゆるじて……」
下にはゾンビが続々と集まりだしてきた。
カスミ「はい、これですごい来るでしょ」
私は血液の瓶を下に落とし、ゾンビが密になるほどに集まってきた。
伏黒「相変わらず……血液瓶は効果が凄いな」
カスミ「そうでしょーそれに、こいつの指とか下に落ちてるから、もっと来るはずだよ?」
伏黒「お前そういうキャラだったか?」
虎徹「そっか……そういうことだね」
安藤「早くしてくれ、私はその光景永遠とみてて、吐き気がする」
虎徹「じゃ……お前がこの大群の中生き残れたら……許してやるよ……」
その言葉に私はこう考えた、まるで血を流した状態でピラニアの池に潜るのと一緒と……
虎徹「さぁん……にぃい……」
日車「もうやめてくれ……だから……」
虎徹「いぃちぃ」
日車「ひぎゃぁぁぁ」
虎徹さんはカウントを終える前に日車を蹴り落とした。
虎徹「外道にしては、ぜいたくな死にざまだな、これで、いいだろう……なぁ……お前ら」
すると、虎徹さんは上に向かってそうつぶやいた。
伏黒「相当、抱え込んでいたのか……そういう時は俺に頼ればいいんだけどな」
虎徹「いいや、いいんだ、あいつらの無念を俺は晴らすまで……俺は立ち止まれないんだ」
安藤「はいはい、お涙頂戴の光景だが、帰るわよ」
伏黒「お前……なんでそんな光景嫌いなんだよ……」
安藤「いいや、別に好きでも嫌いでもないけど……」
そして日車は叫びながらゾンビに喰われて死んでいった。
カスミ「一つゾンビの生態に気が付いた……」
伏黒「へぇ……どんなのだ?」
カスミ「そりゃ……人間の血で嗅ぎつけてきてたけど……肉でもひきつけれるってこと」
伏黒「……牛肉でも試してみるか?」
カスミ「まぁ、試してみる価値あるわね」
虎徹「今そういう話……いいか、こいつは頭のねじが外れてるってな……」
伏黒「否定はしないけどな……レディーのまえでそういうこと言うか?普通」
カスミ「いまだに私の事レディーって認識してたの?」
伏黒「じゃぁお前はどんな認識してるんだよ」
カスミ「そりゃ……ちみどろな女でしょ」
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