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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book6 記憶喪失

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78/153

解剖記録74番目  写真

カスミ「おじゃましまーす」

ハートのA「邪魔するならかえってやー」

カスミ「ほな失礼します~」

ハートのA「……マジで帰った」

カスミ「なに昭和の人がよく使うギャグ使ったんだよ……」

ほんと、ノリはいいな……この人。

カスミ「入って気になってたんですけど……写真……気になるんですよね」

ハートのA「…まぁ見てもいいけど……多分わからないだろう」

私は写真の一つを見た、お花の写真だね……青色の花……

ハートのA「……自由に見ていって、私は別の用事があるから……」

そしてハートのAさんは外に出た。

カスミ「……この写真……現実なのかな……」

その写真は、月にいるハートのAの若いころだった。

カスミ「宇宙って…綺麗だね……というか宇宙服着てないし…」

すると、ベッドの下から物音がした。

カスミ「……誰なの?」

そしてベッドの下から這い出てきたのは……黒い髪、黒い目をした中性的な子供だった。

カスミ「あらー」

????「もー、子ども扱いするなー」

カスミ「いやねぇ……」

????「こう見えて数千年生きてるんだぞ!」

カスミ「じゃぁロリババアかショタジジイ……」

????「どうやら死にたいらしいね」

カスミ「ごめんよ……」

????「……体が脆そうだから、このぐらいにするけど……」

カスミ「体が脆い……」

????「……でも、あいつが連れてきたってことは、訳ありってわけなんだろうな?」

カスミ「……記憶がどこかからぶっ飛んでるんだよ」

????「……記憶喪失なんだね……」

カスミ「そうだけど……」

????「まぁ……俺はあんたの体に似せることができるんだけどね……見るか?」

カスミ「……出来るんだったら」

そしてその子は体がドロドロになって、私の体になっていった。

カスミ「……おおー」

偽カスミ「……あんた胸でかすぎだよ」

カスミ「そう?これでも、まだまだでかくなっていくけど」

偽カスミ「いやなんでだよ、そもそも肩絶対こるでしょ」

そして私は少し思い出した。

カスミ「……四月一日」

偽カスミ「どうした?その四月一日ってやつは」

カスミ「いや……ふと出たんだ……どこであったかは……わからない」

偽カスミ「…そっか、ならどんどん覚えていかないとね…」

そして私は部屋の外に出た。

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