解剖記録60番目 利害の一致
おやっさん「その言葉が待っていた、それで?戦利品はどうするんだ」
川口組の組長「そうだな……半分半分でいいか?」
おやっさん「ああ、そうしよう」
伏黒「どうやら決まったようだな…」
鳳「そうだねー」
伏黒「おっと、いつの間に…」
鳳「へっへーん」
伏黒「この…チビが!」
鳳「わしゃわしゃするなー」
カスミ「子供ではないよな……」
鳳さんは背が小さい、そのことで煽られているんだな…
おやっさん「じゃ…わしらは帰るぞ」
伏黒「わかりました」
私たちは川口組のオフィスを出ようとした、すると来た時にはなかった車が数台あった。
カスミ「…なんだろう…」
すると、ガラスがはじけ飛んだ。
伏黒「危ないィィ!!!」
私とおやっさんが伏黒にラリアットされて、物陰に隠れさせられた。
伏黒「ここを嗅ぎつけてきてたのか!?」
おやっさん「仁義外れが…」
伏黒「正面からは危ないな……裏口にも張っているかもしれないな…」
カスミ「万事休すっていう……」
伏黒「なにか挽回できるものはないか?」
カスミ「……血液瓶……」
私はそいつらに向けて投げたが、空中で破裂した。
カスミ「なんだと…」
伏黒「空中で打ち抜かれたな…」
そのまま地面に落ちて、血液が流れる、そしてゾンビが湧いてくる。
カスミ「そのまま向こうに行け……」
そしてゾンビは半分こっちに、半分は向こうに行った。
カスミ「こっちに来てる……」
おやっさんの脚を見ると、負傷していた、あの時の銃撃でやられていたのか…?
伏黒「仕方ないな……」
鳳「そのしんぱいないよー?」
伏黒「騒ぎを聞きつけたか」
風無「そうだが?」
伏黒「……ゾンビを片づけてくれないか?」
風無「わかったよ……」
そして風無さんは懐から銃を取り出した。
風無「道を開けやがれぇ!!!」
そしてゾンビの頭に一発、また一発と鉛玉を入れていった。
カスミ「すっごい……」
伏黒「すっごいな」
風無「……大和組のおやっさん、足大丈夫ですか」
おやっさん「ああ、なんとか持ちこたえている」
風無「もしよければ組まで」
おやっさん「ああ、頼むよ」
そして送った後、私たちも帰っていった。
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