解剖記録57番目 夜の探索
カスミ「……一瞬だった……」
伏黒「フゥッー……」
安藤「お前が本当のカスミだよな?」
カスミ「なにかくわせろー」
安藤「はいはい、腹減ってたんだね」
カスミ「うめー」
安藤「……まぁ…回収に来たのはあんただけではない、ここの学校にある工具箱、ある場合は持ち帰る」
カスミ「…上谷の持ってきていた工具では足りなかったのね」
安藤「そうだ……できるだけ多く持って帰ってこいって言われてる」
カスミ「……できるだけ多くね」
安藤「それと、ゾンビはこの時間帯活発に動くんでしょ?」
カスミ「どうですけど……」
安藤「だから、私がついて行く」
カスミ「いいですけど…」
伏黒「俺はここで待っておく」
カスミ「じゃ…いってきまーす」
そして工具箱があると思う場所を回った。
カスミ「……工作室あるんだ」
安藤「そうだな……上の窓から入れ」
カスミ「はいはい…」
ドアは開いてないようだった、私たちは上の小さい窓から入ることにした。
カスミ「あれ……入れないですよ?」
安藤「……あなたの体が豊満だからでしょ」
カスミ「あれ?そうだっけ」
安藤「……ゾンビ来るかもしれないけど、ドアぶち破るか?」
カスミ「とりあえず…そうしてください」
私たちは強引にドアを壊して、中に入った。
カスミ「懐かしい匂いだな…」
安藤「そういえば…学校行ってたのか?」
カスミ「いえ…その時から想像を膨らませてましたね」
安藤「学校行ってないと、頭が悪くなるのにね」
カスミ「まぁ…そうですけど……私って…もともといじめられていたんですよ」
安藤「だから、不登校に」
カスミ「私には…仲間がいなかったんですよ、私の想像が怖すぎて」
安藤「今はそれが普通なんだけどね」
カスミ「ですね……」
安藤「いじめられる要素がないけどね……これか」
工具箱を手にした私たちは屋上に行った。
安藤「幽霊とかでないよね?」
カスミ「七不思議ですか?」
安藤「そうだよ……」
カスミ「女子トイレ行きます?」
安藤「やめてくれぇ!!!」
本当はビビりなのかも。
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