解剖記録54番目 誤解
????「……組長……?誰だそれは」
おやっさん「私が大和組、組長、大橋 満だ」
へぇ…名前そんなんなんだ。
????「本当なんだよな?」
大橋「ああ……そうだ、それで、私たちが三好組と言いたいんだな」
????「でも、その証拠がないじゃないですか」
大橋「わしらを信じてくれ」
????「……信じるが……嘘ついてたら……」
大橋「ああ」
そして電話を切った。
伏黒「信じてもらえたか?」
????「ああ……敵でもなく、味方でもなく…か」
安藤「どうした?」
????「これ、無線か、誰なんだ」
伏黒「勝手にとるな」
安藤「あー、トラブルか?」
????「そもそも誰なんだ?」
安藤「ゲッ…知らない声」
????「あー、伏黒から無線をぶんどった、あんたらの目的は?」
安藤「ここにいる要救助者をキャプチャーするためにここにいる」
????「それは誰かの指示か?」
安藤「ああ、伏黒に聞いてくれ」
????「伏黒、誰からの指令だ?」
伏黒「おやっさんからだ」
カスミ「屋上に行ってますね」
????「まだ白か黒か迷ってるんだ、ここにいてくれ」
無駄な行動をしたら殺されるな…
伏黒「どうして要救助者を退避させないんだ?」
????「そりゃ…誘拐するかもだな」
すると、下からゾンビの声がどんどん押し寄せてきた。
安藤「まずい!ゾンビがそっちに向かってる!」
伏黒「……今は話し合ってる暇はないな」
????「あいつら、どこから出てきたんだ」
伏黒「嬢ちゃんに聞けばいい、それは後だ」
????「チッ…」
そして伏黒さんたちは階段に立った。
伏黒「…お前のお手前拝見だな」
????「大和組のお手前拝見だな」
そして銃を取り出して、こうつぶやいた。
????「屋上に行け」
私たちは要救助者を屋上に連れて行った。
????「鳳はこいつと一緒に屋上に行け」
鳳「はい!……行きますよ!」
私と鳳さんは一緒に屋上に向かった。
カスミ「……ここだ!」
私は屋上について、手を振った。
安藤「要救助者をこっちに!」
そして要救助者をキャプチャーした。
安藤「残り2人だ!」
鳳「……」
そして廊下には銃声がこだましていた。
カスミ「行くぞ!」
????「これを…持っていって」
渡されたものは日本刀だった。
カスミ「…なんで?」
????「戦地に向かう戦士にはこれぐらいがいいだろう」
安藤「もう……かっこいいこと言いやがって」
そして私たちは伏黒さんのところに戻った。
????「無茶しやがって…治療薬無いぞ」
伏黒「……嬢ちゃん……噛まれちまった」
カスミ「ちょっと待って……よいしょ」
伏黒「いた……でも治るんだったら…」
????「ちょっとまて、それ、何を打ったんだ?」
カスミ「治療薬」
????「もうできてるんだ……」
カスミ「ある人の共同制作だがな」
????「プロトタイプってわけか」
カスミ「……そうかもね」
そして2階の要救助者を救助しに行った。
????「伏黒…死に急ぎ野郎が…」
伏黒「これぐらい体を張ってないとやってられないんだ」
????「そういえば、大和組だよな?」
伏黒「そうだ……お前の所属してる組は何処だよ」
????「川口組だ」
伏黒「聞いたことがないな…」
????「だろうな、だがな……おやっさんは知ってるはずだ」
伏黒「何故なんだ?」
????「うちのカシラとそっちの組長、バチバチにやりあったんだよな」
そして、要救助者がいる場所に着いた。
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