解剖記録47番目 過去の罪
カスミ「…世界を変えるって…どういうことですか…」
ハートのA「そのことは言えない、すまない」
カスミ「…ポロっというパターンは?」
ハートのA「そのパターンもない」
カスミ「そっかぁ…」
????「もったいぶってるのか?」
ハートのA「…なんだよもう…こいつには耐えれるかはわからないんだぞ…」
????「その時はその時だ、それに、精神を一時的に回復させる薬なんて、あるんだぞ?」
ハートのA「だが…こいつの…いやそれは今はなすことじゃないな」
カスミ「…どういう?」
上谷「……この機械…どう動いてるんだ…?」
ハートのA「…この子…機械に詳しいのか…あいつと気が合いそうだな…」
上谷「…ここにも機会に詳しい奴が…?」
ハートのA「ああ…今は武器の整備とか施設の修理とかに回ってる…会えるかは…運だな」
カスミ「……まぁ…機会があったら、見せてもらおう…」
上谷「はぁい」
ハートのA「…少し昔話をしようか…私はな…昔、すごい人の死を経験したし、私も死んだ」
上谷「…じゃぁ、この体は霊体…」
ハートのA「言っているだろう…コンティニューできる世界で生きてたって…」
上谷「まぁ…そう言ってたよね…」
カスミ「……どうしてコンティニューできる体だったの?」
ハートのA「それは…今もわからないんだ…」
カスミ「そうか…一生生きれるなんて…最高だと思うけど…」
ハートのA「…つらいものだよ…一生生きれるってのは」
カスミ「…どうして?」
ハートのA「死んでも、死んでも、また何事もなかったかのように…戻されるんだ」
カスミ「……いったんお祓い行ったら?」
ハートのA「そんな呪いとかのやわなものじゃないんだ」
カスミ「はへー」
ハートのA「…昔、犯した罪とか……いっぱいあるんだよね…」
カスミ「……あんたも苦労してるんだね…」
ハートのA「……それはあんたもね」
????「で?あの部屋に行くの?」
ハートのA「いいや、それだけはやめてくれい」
????「ういっすー……この人たちは?」
ハートのA「おっす、アミ」
アミ「……本名言っていいのか?知らない人に」
ハートのA「…お前が本名にしてくれって言っていたじゃないか」
カスミ「……この人が…」
ハートのA「ああ…機械に詳しい奴だ…」
上谷「……腰にある奴……すっごいな…こんなの、どこで手に入れたの?」
アミ「ぁ…自作だけど…」
上谷「すっごいすっごい!!」
ハートのA「こんなやつだっけ?」
それはともかく…安藤さん……あんな華々しく散っていったけど…生きてたんだ…
ハートのA「…心配なのか?」
カスミ「ああ…それに…後で切腹とかしかねないな…」
ハートのA「なんでだよ!?」
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