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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book4 毒と薬

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解剖記録44番目 出口

カスミ「…匂いが…すごいな……」

生臭い匂いがあたりに漂っていた。

カスミ「そういえば…」

雨水を入れるタンクをどこかから調達しないとな…

カスミ「……一斗缶でもいいや…」

廃油を捨てて、雨水を貯める貯水槽にした。

カスミ「…あとは……」

すると安藤さんが珍しく玄関から入ってきた。

安藤「……お疲れかな…?」

カスミ「いや、全然」

安藤「そりゃよかった…最近ゾンビ減ってるよね…」

カスミ「だね……」

安藤「それでだけど…このラジオ、聞いてほしいんだ」

カスミ「なんだー?」

すると、音声は想像を絶するものだった。

ラジオ「○○市から発生した謎のウイルスは××市にまで蔓延し、このままでは世界中に蔓延してしまいます。それでsmoke industryはこういう声明を発表しました」

すると、聞きなれた声が聞こえてきた。

ラジオ「我々はこの感染症に対するワクチンを今研究して作っています、このウイルスの出どころは○○市のとある民家からだと、私たちは聞いています」

カスミ「…とある民家…」

すると、私の家の住所が淡々と晒された。

カスミ「……嘘……でしょ…?」

安藤「…これを聞いている人はあんたが元凶だと騒ぎ立てている、だがこっちは裏を取った、本当の感染源は水道局だ」

カスミ「……水道……煮沸したらウイルスはあまりなくなるのよね…」

安藤「そうだ……その情報をラジオに乗せたら?」

カスミ「…そうした方がいいよね…」

安藤「近くに電波塔がある、もしまともな人がいたら、聞いてくれるだろう…だが…その塔は外壁の近くにあるんだ…見つかる可能性があるんだ…」

カスミ「でも、行動しなきゃ…死ぬ命があるかもよ…」

安藤「……そうだな…行こう…伏黒、この子、連れて行くよ」

伏黒「ああ……どこから来たんだ?」

そして私は電波塔にヘリで向かった。

安藤「……あの声、知ってるか?」

カスミ「……聞いたことがある声でした…」

安藤「あれ、お前のお父さんの声だ」

カスミ「…お父さん…」

安藤「……おっと、危ない」

ヘリは電波塔ギリギリで停止した。

安藤「すまないね…視力が悪くて」

カスミ「…いいんです」

安藤「…おい、変われ」

隊員「はい!」

安藤「降りるぞ」

外壁近くだが…まったく警備がいない、それどころかガラスが割れているかのように見えた。

カスミ「…割れてる…」

安藤「…たしかにな…どうしてなんだ?」

外には警備員がいない…ということは…

カスミ「…でもいいや…」

私は電波に声を乗せた。

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