解剖記録42番目 外泊
カスミ「…しっかし……ここって…食料があまりないのね…」
????「そりゃ…浮浪者のたまり場だからね…食料調達班が少ないんだよ」
カスミ「…近所のコンビニに行ったら何かあるだろうに」
伏黒「彼らの中にホームもいるからな…そういうのに抵抗がある人も一定数いるんだよ…」
カスミ「…ホームレス…そういう人もいるのか…」
そう言っていると、腹が減ってきた。
カスミ「…こうなると思って…ハップラーメンを持ってきたぞー」
伏黒「でた…数日これだけでも行ける代物が…」
カスミ「とすると……水をどこかで調達したいんだけどな…どこで調達できるの?」
虎徹「ああ、貯水タンクにあるから、そこからとってもいい」
カスミ「わかったよー」
そして必要な分だけの水を運んだ。
カスミ「おっもいな…」
伏黒「そりゃ、水だ、重いのも無理はない」
カスミ「…あー…明日筋肉痛だな…」
そしてお湯を沸かし、ハップラーメンを食った。
カスミ「やっぱりこれが一番なのよねー」
虎徹「…」
????「これを食って生活してたのか…」
カスミ「そうなのよ、大葉の香りがぁぁ!!!」
伏黒「大葉だったのか…」
カスミ「今までなんだと勘違いしてたの?」
伏黒「…やばい奴」
カスミ「そんなの出してたらすぐに警察に事情聴取かかるわよ」
虎徹「…今日は夜深い、ここで止まっていけ」
????「それ、俺が言うセリフですよね」
虎徹「なぁに、ここの長だからな…」
そしてここで夜を明かそうとした。
カスミ「…やっぱり…寝れないな…」
伏黒「……にゃぁ」
カスミ「…寝言だよね…………寝言だ、絶対寝言だ」
そして私は外に続く梯子を上った。
カスミ「…やっぱり…月は見えないか……なんで月が見えないんだ?」
全面ガラス張りだったら、月が見えるはずなのに、なぜか見えない。
カスミ「……あ、見えてきた……」
月が見えたと思ったら、ギザギザな月だった。
カスミ「…なんでだ?」
ガラスの一部が割れてるのか…?
カスミ「…考え事してたら…眠たくなってきたな…」
そして寝床に着いた。
カスミ「……」
そして夜が明けた。
カスミ「……ん…」
私は起きた、頭にはみかんが置いてあった。
カスミ「何やってるのよ…」
伏黒「いや、ただ単に何個置いたら起きるかって…」
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