解剖記録4番目 ウイルス
カスミ「…ねぇ、この世の中に未知のウイルスあるって…ね」
健次郎「まさか…」
カスミ「これか…ウイルス…」
健次郎「どれどれ?」
カスミ「ちょ…押すなよー」
健次郎「ご…ごめん」
カスミ「もう…肩幅がオバケだから押し倒されるところだったよ…」
そして、私は高橋さんの血液を採取した。
カスミ「これ、触れただけで感染するからね…厄介なんだよ…」
健次郎「…まじかよ」
カスミ「…同じウイルスだな…」
健次郎「じゃ…これをぶっ刺せば…」
カスミ「いや、それの成分を見たけど、このウイルスを消す力はないみたいだよ」
健次郎「…そうか…これでおやじを治せると思ったんだがな…」
カスミ「でも、感染初期には効くかも、そもそもこれってどこから盗ってきたのよ」
健次郎「ああ、たしか落ちてたんだ」
カスミ「…まだ生きてる人いたんだ…」
健次郎「ああ、そうだな…まだ…人類は生きてんだ…」
カスミ「当然なこと言わないで?」
健次郎「へいへい…おやじ…〇〇〇〇…えぐいぞ…」
カスミ「ほんとだ…女の子来たから興奮してるのかなぁ?」
健次郎「こいつとはやめろよ!?」
カスミ「わかってるわよ…中にウイルス入ってるかもしれないし、危険だよな…」
すると、私は玉に注射針を刺した。
健次郎「うごぉあぁ…」
カスミ「あんたは痛くないでしょ」
健次郎「いや女子にはわからんだろうな…この痛みを!!!」
カスミ「だって、私女子だもん」
健次郎「かわいい子って言って偽るな!!!」
カスミ「…はいはい…じゃ…また遠心分離機にかけるか…」
そして、それにも、ウイルスが入ってた。
健次郎「…まじか」
カスミ「これ、さすがに燃やした方がいいよね」
健次郎「そうしてあげて」
私はじっくりお焚き上げをした。
健次郎「…これでゾンビがやってきても仕方ないな…」
カスミ「いいじゃんか、サンプル増えるだけだし!」
健次郎「お前、やっぱ頭のねじぶっ飛んでるわ」
カスミ「なんだと!?」
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