解剖記録35番目 人材
伏黒「ましな奴はいないのか…」
虎徹「ここにいるやつはゾンビから命からがら逃げてきたやつらばっかりだからな……そういえば…」
伏黒「どうした?」
虎徹「…ゾンビまみれの世界になってから、こっちに放り込まれた奴がいたっけな…」
伏黒「どうしてなんだ?」
虎徹「いや…そこまでは知らないけど……相当訳ありかも」
カスミ「その人を見つけたらいいのね」
伏黒「…そいつって、今どこにいるか、わかるか?」
虎徹「今の場所はわからないが…」
伏黒「勘か…」
…まったく…どこにいるんだろう…
伏黒「…ほとんどがフードを被ってるからな…顔が分かりずらいんだよな…」
その人の顔写真を渡されて、探しに行った。
カスミ「…なんであんたとなのよ」
大迫「いや…その…」
四月一日「わー、ホバーハンドになってるぅ」
大迫「痛い痛い!!!」
どういうことか四月一日さんと一緒に行くことになった。
カスミ「……あーもう、神経が疲れる!」
大迫「まぁ、仕方がないですよ、大勢の顔からこの人を見つけ出せってなると…」
カスミ「まぁ…コツコツやっていかないとか…」
そして、探しまくって2時間がたっていた。
カスミ「いない…どこにも…」
伏黒「いたか?」
カスミ「いや、全然」
伏黒「こっちもだ」
カスミ「……あーもう、つかれた…」
伏黒「まぁ、無理もないか…」
上谷「おえー」
伏黒「上谷もこんな感じだ」
カスミ「…探しても見つからないってこのことか…」
ハートのA「探し人か?」
カスミ「はい…」
ハートのA「この人か……そりゃ探しまくってるってなると、出てこないわけか…」
カスミ「知ってるんですか?」
ハートのA「ああ、一応な…そいつの家にカチコミ入れるか?」
カスミ「いや、そこまでは…」
カチコミって…
カスミ「なんで私たちを避けてるんだろ…」
ハートのA「さぁ、奴の事情もあるかもだし、自分がめんどくさいってわけかもしれないかも」
カスミ「…まじか…」
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