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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book3 鳥かご

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解剖記録30番目 偽善

安藤「よし…ここで下ろす、じゃ」

カスミ「さよならー」

伏黒「…ほんと…あの感じは慣れないな…」

カスミ「どうしたんですか?」

伏黒「いやな…幼稚園にいたあいつと安藤さん、性格が…一緒なんだ…」

カスミ「…苦手なんですね」

伏黒「まぁ…人には苦手な人なんか、数えられないほどいるんだよな…」

カスミ「…そいつら皆殺ししてそうですけど…」

伏黒「カタキ殺しは破門されるからな…」

カスミ「…そういえば…人が外に見えたんだけど…」

伏黒「そうか…だれなんだろ…」

カスミ「…なんで…あいつが…」

伏黒「どうした?」

間違いない、お母さんだ。

カスミ「…なんでここにいるんだ?」

お母さん「あら…カスミ…なんでここにいるの?」

カスミ「お母さんこそ、なんでここに?」

お母さん「カスミをここから出してあげたくて」

…目の奥に、なにかが渦巻いてるような気がした。

カスミ「…偽善行為か何かか?」

お母さん「裏もないわよ…ほら…」

手を差し伸べたが、私はその手をはねのけた。

カスミ「…それはできない、それに…お母さん、この惨状を作り出したんだろう…」

お母さん「……そうだとしても…」

カスミ「そんなの…お母さんじゃない…」

お母さん「……そうなのね…じゃ…」

お母さんは何かを指示していた。

カスミ「何をしているの…」

私は直感的に、なにかやばいことが起こると、感じていた。

お母さん「じゃぁ…私の敵ってことでいいよね…」

伏黒「まずい!嬢ちゃん!」

伏黒さんが私の前に飛び込んできた。

カスミ「……」

私はその場で硬直していて、動けなかった、そして次の瞬間、痛覚が……




カスミ「あれ……なんで私は倒れてるんだ…」

そして、目が覚めると、室内だった。

カスミ「…体が……」

体は動かなかった。

カスミ「…痛い…それに…左足が…」

左足に感覚がなかった。

カスミ「…誰かいないのか!?」

中村「あら…こっちが先に起き上がった…」

カスミ「…伏黒さんは…」

中村「…伏黒っちは……まだ寝たきりだ…」

カスミ「………私、どのぐらい寝ていた?」

中村「5日ほど…」

カスミ「…大丈夫だよね…」

中村「いや…左足の神経がやられてる、歩けるようになるのは…多分1か月後だね…」

カスミ「……歩けますよね…」

中村「ああ、補助器具付きだけど…」

カスミ「わかりました…」

安藤「起きたか…大丈夫か…」

カスミ「大丈夫ですけど…」

安藤「……お母さんにやられたんだな…」

カスミ「…そうですね…」

安藤「まぁ、くよくよすることはない」

中村「…伏黒っちは…」

安藤「かばってるからな…それに…銃弾は幸いにも重要な器官を傷つけてない、後遺症はあるだろうが…生きてれば…」

中村「…」

カスミ「…ベッド…動きたい…」

中村「だめだ、今は…治療に専念してくれ…」

カスミ「…でも…気がかりなんですよ…どこから撃たれたのか…」

中村「そうなんだよな…」

安藤「誰が撃ったのかは…わかるんだけどね…」

中村「……あいつらですか?」

安藤「ああ、あいつらだ…」

そして、私は治療に専念することにした。

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