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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book3 鳥かご

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解剖記録29番目 いがい

カスミ「…さてと…あの修道院、まだ何かありそうだよね…」

伏黒「だな…」

カスミ「一緒に行く?」

伏黒「ああ、その光景、一度は見てみたいな…」

カスミ「…それと…あの人呼ばないとな…」

安藤「呼んだか?」

カスミ「おおう…窓からスタイリッシュ着地…」

安藤「ああ…窓ガラス割ってしまったな」

カスミ「いや、通気性がよくなったよ」

安藤「で?行くんだろ?」

カスミ「そうだよ…」

そして、私たちは修道院に行った。

カスミ「…ここなんだよ…」

安藤「…あそこにヘリを止めるか…」

伏黒「青い木があるんだけどな…意外だ…」

安藤「だね…それに成長してないか?」

カスミ「目に見えるほどに成長してるね…」

安藤「っと、これでいいか?」

カスミ「ありがと……これ重いのね…」

安藤「そりゃ…鉄だもんな…」

伏黒「チャカは持ったことはあるが…こんなごついものは持ったことは…」

安藤「それぐらい、持てないとこの組織はやっていけないからね…」

伏黒「…恐るべし…」

カスミ「…ここなんだよ…」

私は例の教会の前に立っていた。

カスミ「…いないよね…もう…」

私は教会を見たが、シスターはいなかった。

カスミ「いないぞー」

伏黒「で?例の地下牢は…」

カスミ「ここ…」

私は地下牢に続く階段を探そうとした、だがその階段がなかった。

カスミ「あれ…なんでだろう…ここにあったはず…」

伏黒「……不細工だな…」

カスミ「なによ!?」

伏黒「違う、これだ」

指さしたところには小さな穴が開いてあった。

伏黒「単に板で封鎖してあるだけだ…」

伏黒さんは床に向かって俗にいうヤクザキックを繰り出した。

伏黒「ほら、道があった」

カスミ「すっげぇ…」

伏黒「…そうか?」

安藤「まぁ…脚力はすごいかもな…」

そして、地下牢に入っていったが、前入ったときより、腐敗臭が凄く、血生臭い匂いがきつい。

伏黒「なんだこれ…」

安藤「これはひどいな…親とか知らんぷりなのか…?これ…」

カスミ「…これ、多分シスターがやったんだと…」

安藤「ひどいな…これ…人のやることじゃないな…」

そこに転がるのは、ろうそくと遺骸だった。

カスミ「…せめてこの人たちは天に行けるように願いましょう…」

安藤「だな…」

伏黒「……」

そして、奥の部屋に行った。

安藤「…こっち来てこの扉を閉じて、絶対見ちゃだめだ」

伏黒「嬢ちゃん、頼んだ」

伏黒さんと安藤さんは扉の奥に入っていった。

伏黒「…よし、ちゃんと閉めたな…」

安藤「……これは…なんだ…」

安藤は壁を見て、こうつぶやいた。

安藤「………やっぱり…あいつらが関わってたのか…」

伏黒「どうした?」

安藤「いや…これはカスミちゃんおいてきたのが正解だったな…」

伏黒「…これ、あの組織ですよね」

安藤「ああ、ここの子供を売っていたんだな…」

伏黒「外道が…」

安藤「そう怒るのも無理はない、でも今は沈めてくれ」

伏黒「……それで…ここの部屋…拷問室か?」

安藤「…そのようだな…」

そこら中に拷問器具が置いてあった。

安藤「……これは…奴ら、やっちゃダメなことしてたな…」

伏黒「ああ、それは俺もわかってる」

安藤「…これで、あいつらは人間じゃねぇ、見つけ次第、抹殺かな…」

伏黒「そうだな…あいつらにも、おやっさんにも、電話しとくか…」

そして…

カスミ「あ、戻ってき…なんで臓物頭にのせてるの?」

伏黒「ほんとだ…きっしょ」

カスミ「…でも、何かわかったんです?」

伏黒「ああ、わかりすぎた」

安藤「…じゃ、帰るぞ…」

私たちはヘリに乗って帰った。

安藤「……」

カスミ「なんですか?そんな…気を重くして…」

伏黒「…そういうものを見てしまったんだよ…君には言えないけど…」

カスミ「そうですか…」

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