解剖記録3番目 サンプル
さてと…ゾンビ…これ死んでるよね?死んでなかったらガブリといかれて死んでしまうね…
カスミ「…ツンツン」
ゾンビは動かなかった。
カスミ「死んでるから荷物にはなるけど、サンプルとるだけだもんね…」
私は臓物、脳、血を採取した。
カスミ「…これ…血に触れたら感染するよね?」
どこかで見たけど…血とか触れたら感染症の危険が~とか見たことがあるな~
カスミ「…まぁ、触れるのはいいか」
復活してまた動いたら困るので、硫酸をかけて、家に帰った。
カスミ「ただいまーって…いるのはゾンビだけか…まぁいいか」
そして、ハップラーメンを棚に貯蔵して、ゾンビの元に行った。
カスミ「…これ…噛まないよね…」
私は木の棒をゾンビの口に当てた、すると、なぜかゾンビが木の棒を吸い始めた。
カスミ「…木の棒を吸うって…どれだけ空腹なんだろ…」
そういえば…高橋さんって…生きてるのかしら…
カスミ「行ってみるか…」
私は高橋さんの家のドアの前に行った。
カスミ「高橋さん?いたら返事してくださーい」
反応はなかった、ベランダから見てもいいけど、あぶかっかしいからな…
カスミ「こまったな…安否確認をしないと…」
健次郎「あれ…カスミさん!?」
カスミ「健次郎さん…どうしてここに?」
健次郎「いや…ついてきたじゃなく…ここ…俺のお父さんの家なんだ…」
カスミ「…まじか…」
健次郎「でも、ノックしても、反応無いんだろ?死んだんだろ」
カスミ「まぁ…そうかもしれないけど…あ、家はいる?」
健次郎「女の子の家なんて…」
カスミ「いいからっと…」
私は健次郎さんを家に引き込んだ。
健次郎「…部屋は綺麗なんだな…って…これゾンビ?」
カスミ「うん、ゾンビ」
健次郎「…この部屋は…」
カスミ「あっ!!!そっちは!!」
健次郎「…すごいな…顕微鏡から遠心分離機まで…これ、何に使うんだ?」
カスミ「それは…ゾンビの研究で…ほんと…ゾンビの事が…好きすぎて…」
健次郎「…だからあそこにゾンビを拘束してあるのね…把握」
カスミ「ベランダから…高橋さんを見てくれるかな…?」
健次郎「あ…ああ」
そして、健次郎さんはベランダから隣のベランダに移った。
健次郎…「ゾンビは一体だけだけど…」
カスミ「できるだけ殺さないで、連れてきて」
健次郎「…また拘束するんか?」
カスミ「…その前に…このドアを…とらないと…」
私はベランダを区切ってある壁を持ってきたハンマーで壊した。
健次郎「…俺、危ない思いをしてまでこっち側に来た意味ないな…」
カスミ「ほら…クリアリング…」
そして、ゾンビを連れ出してきて、くびを絞めて、とりあえず気絶させた。
カスミ「ミッションコンプリートだね…」
健次郎「…オトン…」
カスミ「これお父さんなの!?」
健次郎「ああ、そうだ…ごめん!!こんな変態女に身柄を拘束させて!」
カスミ「変態女…?」
健次郎「いや…何でもない」
カスミ「…とりあえず…あなたの部屋に置いていいか?」
健次郎「ああ…いいが…」
私は体を全身みたが、服でおおわれているところも見たくなってきた。
カスミ「ねぇ、お父さんいったん脱がしてもいい?」
健次郎「いいぞやれ、そいつに思い入れ無いからな」
カスミ「お前に人の心ないんか?」
健次郎「ブーメラン刺さってるぞー」
裸にしてやった、象さんは…ついてるね、そして…噛み傷とか傷がないから…初期にそのウイルスに患った人なのだろうか…それに…部屋につっ立ていたし、生前の行動と同じならば…
カスミ「…ねぇ、健次郎君」
健次郎「は…はい!なんでしょうかカスミさん!」
なにかびっくりしてるが…
カスミ「お父さんって…いつも部屋に立ってた?」
健次郎「…立ってる…よりは座ってたね…」
そうだな…生前、いつも暮らしていた暮らしとほぼ同じ行動をしてるんだ…もし、私が感染したら、ゾンビ研究してるってことなのかな…ゾンビがゾンビを研究って…なにか…興奮するものがあるね…
カスミ「…そういえば……」
私はとってきたサンプルを遠心分離機にかけた。
カスミ「これをこうして…」
健次郎「…なにしてるんだ…」
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