解剖記録17番目 甘い匂い
すると、奥から甘くていいにおいが流れ出した。
カスミ「あれ…何だろ…いいにおいが…」
伏黒「…なにも匂わないが…どうした」
????「あれ…わしも…」
伏黒「…部屋の外に出ていけ、これは…惚れ薬みたいなやつか…?」
カスミ「惚れ薬…そんなの現実にないでしょ…」
伏黒「だから、外にいっとけ…」
私たちは半ば強引に外に出させられた。
カスミ「…あの男、いいよね…」
????「しゃろ?だからわしが見込んだ男なのだよ」
カスミ「…サイコが来てるけど…大丈夫?これ」
????「…あいつら……使えるものは…」
すると、手にはメスが握られていた。
????「これしかないか…」
すると、サイコがこっちに向かって…
サイコ「あれぇ?男無しでここで何やってるのかなぁ?」
????「なによ、私の愛しい男がいるってのに、ナンパなのかしら」
サイコ「まぁまぁ、この後いい事しようぜー」
すると、問答無用でアキレス腱を切った。
????「ゲスには足はいらないのよねー」
サイコ「何やって…ぐおぉぉ…」
すると、体中を切りつけていった。
????「刃先変えなくちゃ…」
カスミ「…すごいです!」
????「いや、全然だけど…というか愛しき男は?」
カスミ「まだ出てきてないです」
伏黒「…さて、戻るぞ」
カスミ「今さっき出てきた」
伏黒「…どうしたんだ…」
カスミ「いえ…なんでも…」
????「帰りましょ…どうせ、家の前はゾンビだらけですけど」
カスミ「まぁまぁ、私の家で休んでいきなよ」
そして、医師を家で休ませることにした。
????「…けが人が…」
健次郎「この人、医者?」
カスミ「そうだぞ」
健次郎「…これ、骨折ですよね?」
????「うん、重症、なんで粉砕骨折してるのよ、どこから飛び降りた?」
カスミ「…粉砕骨折でよくあるけたね…」
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