解剖記録142番目 ちょろいガキ
翌日……
カスミ「……あれ、ここ……どこだ?」
伏黒「目が覚めたのか」
カスミ「家のベットじゃないよね」
茂範「ラブホや!」
伏黒「違うぞ、北小路組の寝室だ、勝手にラブホにするな」
茂範「だって付き合ってるんやろ!?」
伏黒「そう……だと思っていてくれ」
茂範「堅苦しいなぁ……そや、寝起きがてらすこし暴れようや」
伏黒「……ケガしても知らねーぞ」
そうして二人は部屋の外に行った。
カスミ「一人になっちゃったか」
ハートのA「寝起き?」
カスミ「うん……ナチュラルに人の敷地に入ってくるのね」
ハートのA「いいニュースと悪いニュース、どっちから聞きたい?」
カスミ「うーん、そうだな……悪いニュースの方をお願い」
ハートのA「絶対給食の時好きなものを最後に食べるタイプじゃん」
カスミ「どうしてばれたの?」
ハートのA「質問とかでわかるんだよね。悪いニュースは知らない人があなたの命を狙ってるっていう事だね」
カスミ「へぇ……」
ハートのA「それでね、いいニュースなんだけど、記憶と肉体とかを引き継いで、かつゾンビが存在しない世界に書き換えれるようになったよ」
カスミ「……現実にゾンビが居なくなるだけで架空ではいるんですよね」
ハートのA「そうだな……」
カスミ「じゃ……今すぐ変えてよ……この世界もううんざりなんだよ……」
ハートのA「でもな、この世界、簡単には変えられないんだ……私たちのほかに世界を移動できる奴らが変えれないようにしてるんだよね」
カスミ「強行してもどうしようもないの?」
ハートのA「ああ、どうにかしてはじき出さないと駄目だね」
カスミ「……ゾンビが現実にいなくなるのは残念だけど、架空で研究が続くなら」
私はその世界を移動できる人をこの世界から追い出す事を始めた。
ハートのA「場所は大体わかってるんだよね」
カスミ「なら早く行かない?」
ハートのA「そういう事なら……出てこーい瞑」
瞑「どうしました?」
ハートのA「今すぐオーガストを潰しに行く」
瞑「恨み買ったのですか?」
ハートのA「いいや、こいつが狙われてるから」
カスミ「……いい匂い」
私は瞑さんの匂いを嗅いだ、ものすごくフローラな匂いだった。
????「おじさんは?」
茂範「やっぱり伏黒ちゃんは強いな」
伏黒「ああ、お前も強くなってるよ」
茂範「そういえば、この子名前覚えてなかったらしいな」
????「おじさんだ!」
茂範「だからこの子の名前は陽子っていう名前にしたるわ」
伏黒「古臭い名前だな」
茂範「わしみたいな脳みそ少ない奴はそれぐらいしか考えれないのじゃー」
伏黒「はいはい」
そして私はハートのAさんの案内でそのオーガストさんがいる場所に向かった。
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