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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book11 大阪弁の愉快な仲間と気味が悪いサーカス
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解剖記録140番目 バイクどこいった?

カスミ「……そんなことがあったんだ」

伏黒「ああ、もう大丈夫だ……」

茂範「さて、帰るとするか……っておおおい!?!?」

伏黒「どうしたんだ?」

茂範「まだライブ配信終わってないぞぉぉぉ!!!」

伏黒「いやな予感がするな……今すぐ帰るぞ」

ハートのA「そうだな……にしても、こんな死の匂いが漂ってるってのは……久しぶりだな……なんだこれ」

ハートのAさんは一枚の紙を持った。

ハートのA「……果穏」

カスミ「どうしましたー?」

ハートのA「いやなんでもない」

その後、ハートのAさんは少し挙動不審だった、どうしたんだろう。

カスミ「……なんできょとんと立ってるのかな?」

伏黒「いや……バイクがさ……」

茂範「ああ、どこかに行った」

伏黒「そうだな……」

ハートのAさんは気が付いた、なんなら普通なら気が付く。

ハートのA「バイクは勝手にどこかに行かないよな……」

伏黒「そうだな……」

ハートのA「盗まれたんだよぉぉ!!!」

茂範「だが、外道はやっつけたはず……」

ハートのA「そうだな……なんだ?」

なにかを感じ取ったかのようだった。

ハートのA「……この建物から離れろ!」

カスミ「急にどうしたの……?」

ハートのA「お前ら一般人には勝てないやつだ!だから早く逃げろ!」

????「……ヤツですか」

ハートのA「ああ……まさかここで出会うとはな」


そして私は茂範さんの組に戻ってきた。

カスミ「ハァ……もう大丈夫ですよね……」

茂範「ああ、ここからあそこまで数キロある、大丈夫だろう」

伏黒「だが……なんであんなひっ迫した顔、見たことないな」

茂範「そうか?」

????「ここって……ヤクザの……」

茂範「そうだな……」

????「風俗に……売られちゃうの……?」

茂範「いいや、今の時代風俗は愚か、警察、消防とかなくなっているからな……」

????「なら……殺されちゃう……」

伏黒「なんでそんな怖がってるんだ?」

茂範「いやな……この子の親、パチで金を溶かして、組の物を盗んで来いと言われて、それで盗んできたんだがな……その後話せるか?」

????「あ……ぅぅ……」

茂範「無理そうだな、それでこいつの親はこの子をどこかに売ったんだ、それでその親は俺が始末したんだ」

????「お母さん……どこ」

茂範「……この子は最後まで親の事を信じていた、だがな親はこの子を裏切ったんだ……」

伏黒「そうだったのか……」

茂範「ああ、なぁ?」

????「ウヒッ……」

茂範「うちにこないか?」

その言葉は、ほんのりあったかい、そしてドスの効いた言葉だった。

????「怖い……」

茂範「うちだったらほっかほかなご飯を食えるぞ……?」

そしてその子は北小路組で預かることになった。

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