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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book11 大阪弁の愉快な仲間と気味が悪いサーカス
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解剖記録133番目 クズどもの愚行

茂範「よぉ、その子大丈夫か」

闇医者「ああ、旦那、この子まだ山場を越えてない、まだ経過観察がいる」

茂範「そうか……大けがだからな……」

伏黒「骨はどうしたんだ?」

闇医者「……別の組の舎弟頭を連れてきたんだ……骨はもう駄目な状態だから、多分車いすだ」

伏黒「そうか……」

拳に力が入ってる、本気で怒ってるんだ。

茂範「……知らん子や、悪者をやっつけてくるぞ…………さて、奴らのヤサどこにあるんだろうやな」

闇医者「怪我すんなよ」

茂範「お前はきちんと食え、氷河」

氷河「きちんと食ってるんだがな……」

カスミ「……すこし話をしたいんだ、氷河さん」

氷河「どうしたんだ?カタギちゃん」

茂範「この子はカタギちゃんちゃうよ、カスミちゃんだよ」

なんだこの大人たち、きもい。

氷河「そうか、何を話したいんだ?」

この人……イケメンだ……でも目の奥が黒くかすんでいる、クズだこの人。

カスミ「あのー、えっと……ゾンビについてわかってること、ある?」

氷河「そうだな……血液が違うのと……結晶が生えてるってことかな」

カスミ「私の知ってる情報だな……」

氷河「そういえば、感染してるがゾンビになりきれてない組員がいるらしいが……」

茂範「そういうやついたな……呼ばねーけどな」

カスミ「それって……こういう奴?」

伏黒「ああ、あいつか」

彼は地面に手をついた。

伏黒「……地面コンクリで固められてるから出てこれないって」

カスミ「そういやそうじゃん……」

茂範「そっちにもいるんだな……」

氷河「それだけだ、知ってる情報は」

カスミ「そうですか……」

そして私は今までの事を教えた。

氷河「……ゾンビにそんな実験をやっていたか……私の一歩先に行ったな」

カスミ「そうですか……」

茂範「それでええやろ、行くぞー」

そして闇医者の部屋から離れた。

茂範「それで伏黒ちゃんはどうするんや」

伏黒「一旦は帰る、そしておやっさんに言ってからだな」

茂範「じゃ、夜道きぃつけえな」

そして組事務所を後にした。

カスミ「面白い人でしたね」

伏黒「あいつはな……昔は面白くない男だったんだ」

カスミ「へぇ……」

伏黒「それとあいつの言いまわし、わからないから茂範弁って呼んでるわ」

カスミ「茂範弁……そうですか……」

そして大和組事務所を訪れた。

カスミ「やっぱりすこし慌ただしいんですね」

伏黒「にしても変だ」

そして話をすることにした。

伏黒「おやっさん、この慌ただしさは何ですか?」

おやっさん「ああ、最近ほかの組員が救出した女が続々と行方不明になってるんだ、捜索で慌ただしくなった」

伏黒「多分その件に関係するので話をしに来ました」

おやっさん「そうか、どんなのだ」

伏黒「まず、北小路組のシマで同様の事例が起きてます」

おやっさん「ほぉ……茂ちゃんのところか」

ちゃん呼びは変わらないのね。

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