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{1.5万PV THX!}{完結済み}架空でゾンビを研究していたら本当にゾンビが出てきました!  作者: どこかにいる匠
book11 大阪弁の愉快な仲間と気味が悪いサーカス
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解剖記録130番目 北小路組のヤサ

カスミ「……すごいミドリミドリしてますね」

茂範「だろう!?すごいぞぉ!」

伏黒「早く中に入ろうか、すごい……目が痛いから」

茂範「伏黒ちゃん、それはないでしょうが」

伏黒「目の保養になるどころか、目潰しになってんだよ」

茂範「そうだなぁ……蛍光インク入れてるからか」

伏黒「そのせいだな」

そして中に入っていった、そこには関西丸出しの人がいた。

茂範「ええ虎柄やなぁ!」

組員「そうですよね、親父」

茂範「その服着てるってことは……例の件、情報まとめれたんだよなぁ」

組員「はい、被害者の身元が割れていますが、外道の身元を知ろうとした組員が死んでいってるんですよ」

茂範「そうか……貴重な人材が居なくなってる今、そいつらは悪や」

伏黒「その件、俺にも話してくれないか」

茂範「伏黒ちゃん、それはわしのシマのボヤや、教えるとなると……わしの許しを得ろ」

伏黒「喧嘩ってことか」

茂範「そうや……外でやろうや」

伏黒「いいぞ、ついてこい」

カスミ「はへ……喧嘩……」

組員「よければお茶を」

カスミ「ありがとうございます……」

私はお茶を出されて、そのまま飲んだ。

カスミ「おいしい……これどこのお茶?」

組員「宇治の抹茶です」

カスミ「苦味もありながら……うま味もある……すごい……」

私は宇治の抹茶に感服してしまった。

カスミ「喧嘩まだ終わらないのかな……って、それと彼と茂範さんの関係性って?」

組員「たしか……出会ったときはチンピラだった伏黒さんと若頭だった親父で、それで喧嘩したらしいんですよ」

カスミ「へぇ……そうなのか……だからあんな仲いいんだ」

そして帰ってきたときは茂範さんの方がボッコボコだった。

伏黒「ほら、治してもらえ」

茂範「伏黒ちゃん……やっぱつよいなぁ」

カスミ「すごい血だらけ……」

伏黒「拳でこんな風になっとる、まだまだだな」

茂範「やっぱ殺しの大和組の舎弟頭の名前伊達じゃないな」

伏黒「それで?あの件はなんだ」

茂範「ああ、あれはなぁ……最近起こったんや」

伏黒「生存者か?」

茂範「一部の生存者は狂ったっていう話、聞いたことあるな?」

伏黒「ああ、精神がおかしくなった奴らだな」

茂範「そいつらが結託して生存者の女の子を片っ端から攫って、デスゲームちゅう奴を開いとるらしい」

伏黒「何?それで被害者は何人だ?」

茂範「ざっと100人以上だな……それで場所はまだわかってない」

伏黒「……それで、分かっている情報はそれだけか」

茂範「死体を捨てに来る奴らがいるんや、そいつらを叩く」

伏黒「そうか、なら俺も行く、少し胸糞悪くなった」

カスミ「私も行くよ」

茂範「人はいればいるほど助かるな……」

伏黒「それで、仕掛けるのはいつだ?」

茂範「ああ、今日でも行くか?」

伏黒「くる時間帯とか知ってるのか?」

茂範「いいや、知らないな、それと、ネット生きているのわかるよな?」

伏黒「知っているが……あいにくスマホ持っていない」

カスミ「持ってるけど」

茂範「なら今ライブ配信してるのを検索してくれ」

カスミ「うん……これ?」

茂範「それは地震や、この下のライブ配信や」

画面には待機中と書かれていた。

カスミ「これが……その件なのね」

茂範「ああ、気味が悪いんや」

伏黒「行くぞ」

茂範「喧嘩しに行くんか?」

伏黒「ああ、その死体運んでくる奴らをな」

カスミ「……なら拳銃とか持っていかないとな」

そして死体を捨てに来ると言われる場所に歩いて向かった。

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