解剖記録129番目 北小路組23代目組長
????「でもなぁ……生き残ってたんやぁ」
伏黒「べたべたくっつくなよ……」
????「だってゾンビになってない知り合いなんて、どこを探してもいないんぞぉ?」
伏黒「そうか、組員は大丈夫か」
????「ほとんどゾンビに喰われてもうたわ」
カスミこの人は……
伏黒「ああ、この人はな……」
????「俺は北小路組23代目組長や!」
カスミ「なんで関西弁?」
伏黒「知らん」
????「俺の名前はぁぁぁ!!!」
伏黒「北小路 茂範だろ?騒がしくしたらまた来るぞ」
茂範「そうか、なら小さい声で」
伏黒「おい、もうやめろ」
カスミ「それで、私のお母さんの居場所わかりません?」
茂範「お母さんか……知らんわ」
伏黒「本当に知らない顔だな、その顔」
茂範「情報屋が生きてたら、教えてもらってたんだがな……あいにくお陀仏だ」
カスミ「そうですか……」
茂範「おっと、そんなしょげた顔あかんでしょ、ほら、ギャグやるから」
伏黒「……やめとけ」
茂範「なんでよ、伏黒ちゃん」
カスミ「いえ、大丈夫ですよ、どうせどこかで隠れて過ごしてるのだから」
茂範「親が何かやらかしたんか?」
伏黒「ああ、この子の親がこのパンデミックを起こしたんだ」
茂範「まじかよ……この子の親が……ってばかやろう、この子には罪はないだろうが」
伏黒「ああ、だから親を殺すって約束してんだ」
茂範「へぇ……あんたが手を貸すって……よほど肉体関係なんだな」
伏黒「ああ、そうだ……ってなんていた今」
茂範「結婚してたんか我……」
伏黒「結婚……そういわれるな」
カスミ「……これからどうします?」
伏黒「そうだな、一旦茂範について行くが……どうするんだ?」
カスミ「ならついてくよ」
そして北小路組の組員が隠れて過ごす場所に向かった。
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