解剖記録128番目 周りを見ればゾンビだらけ
カスミ「……にしてもねぇ……ここの土地勘ないんだけどな……」
伏黒「ここか……北小路組のシマだが……今や生きてないだろう」
カスミ「へぇ……北小路組わからないな……」
伏黒「俺を伏黒ちゃんと気持ち悪い呼び名で呼ぶんだよな……」
????「ふし……ぐろ……ちゃん……」
伏黒「あん?」
そこにはゾンビになった極道がいた。
伏黒「おめぇ……ゾンビになっちまったのか、本気で殴っても、死なねーよな」
そして伏黒は極道の顔面を殴った。
伏黒「おるあぁ!」
極道ゾンビ「ぶおあぁ」
鼻血が出たらしいが、赤色だった。
伏黒「まだ立ち上がってくるか」
カスミ「ちょっとまって!」
伏黒「どうしたんだ?そんな声で」
カスミ「その人、まだゾンビ化してないよ!」
伏黒「あ?肌色がゾンビじゃねーか」
????「ぐ……おぁ……賢い子供いるじゃねぇか……」
伏黒「……人間か」
カスミ「その前に、周りゾンビに包囲されてるんだけど……」
伏黒「それに結晶ゾンビか……骨が折れるな」
????「やっぱ伏黒ちゃんすげぇな……手を貸すぞ、だから噛まれないでくれよな」
すると男の人は刀を抜いた。
伏黒「……そうだな、行くぞ」
そして極道二人の背中は、広かった。
伏黒「先に生えてないやつから撃ち殺す」
????「いいや、伏黒ちゃん、首を狙えば即死なんだよ」
伏黒「そうか……」
男の人は刀を自由自在に動かし、ゾンビの首を切っていった。
伏黒「やっぱすげぇな」
????「すごいだろう!」
すると老人のゾンビが飛びついてきた。
????「何やコイツ」
振り払ってから、ゾンビを殲滅していった。
伏黒「これでゾンビいなくなったかな」
????「伏黒ちゃん……ゾンビに噛まれてもたわ……」
伏黒「そうか…カスミ、アレ打ってしまえ」
カスミ「ワクチンねー」
私は腕にワクチンを打った。
????「これで治るのか?」
伏黒「ああ、大丈夫だ」
そして何事もなく、話し始めた。
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