解剖記録127番目 あいつらの本当の力
カスミ「あれって……ハートのAさんが言ってたゾンビですよね」
伏黒「ああ、来るぞ!」
私は持ってきていた銃を抜いた。
カスミ「頭に数発入れれば倒れるか」
私はゾンビの頭に鉛玉をぶち込んだが、全然倒れなかった。
伏黒「倒れないのか……」
彼は道端にあったバールで頭に刺したが、ひるみもしなかった。
伏黒「化け物かよ……」
すると後ろから何かが崩れる音がした。
カスミ「なんだぁ……?」
そこには不法侵入してきた人がいた。
????「いた」
後ろからハートのAさんが追ってきていた。
ハートのA「やっぱあんた体力おおいのね……」
????「はい」
そして背中から紅い何かを出し、そのゾンビをみじん切りにした。
カスミ「……これ現実だよな」
伏黒「ああ、ほっぺつねるか?」
カスミ「いたたたた……現実だな」
ハートのA「それで、こいつが……実験体A-Xか……」
????「そうですね」
カスミ「助けてくれてありがと……」
ハートのA「いいのよ」
そして名前も知らない人の顔を見ると、すこしむっとしていた。
伏黒「あっキレてる」
????「私はきれてません」
ハートのA「まぁまぁ……それよりも、今までこんなゾンビは出てこなかったでしょ?」
カスミ「まぁ……そうだね」
ハートのA「これ以上めちゃくちゃになったらこの世界、復元不可能だから……」
カスミ「その……復元不可能って……どういう意味?」
ハートのA「いい?前船にいたでしょ?その時に世界が見えてたはず」
カスミ「見えてたね……」
伏黒「世界……?復元不可能……?」
彼は理解できていない様子だった。
ハートのA「世界一つ一つはデータのような感じなんだ、それを改変しないと元に戻らなくなるってことは……」
カスミ「世界の終わり……ってことでしょ?大丈夫よ、私たちで何とかするから」
ハートのA「そっか、でも無理はするなよ?」
そしてハートのAともう一人はどっかに行った。
カスミ「……さて、お母さんを探しに行くぞ」
私は行方不明のお母さんを探しに行くのだった。
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