解剖記録126番目 結晶の生えたゾンビ
カスミ「おはよぉ……」
私は布団も掛けずに、寝ていた。
カスミ「……うぅ……トイレ」
私はトイレに数時間籠ることになってしまった。
伏黒「大丈夫かー?」
カスミ「大丈夫だけど……痛い」
伏黒「久しぶりに外に出ないか?」
カスミ「いいけど……どうしたの?」
伏黒「少し外の様子を見たいんだ」
私はトイレを済ませて、外に出かけた。
カスミ「……そういえば食料はどうなったんだろう」
伏黒「ああ、うちの組員が外に行っている、それで見つけてくる」
カスミ「へぇ……組員仕事できるね」
伏黒「ああ、そうだな」
そしてドームの外に出ていった。
伏黒「……崩落してきてるな」
メンテナンス不足でビルが崩れてきているらしい。
カスミ「……この世界から、大人数の人間が消えたものね」
伏黒「ああ、そうだな、どうやって立て直すのか……疑問だな」
ハートのA「あ、いたいた」
伏黒「どうしたんだ?」
ハートのA「……この近くで結晶……みたいなものを生やしてるゾンビ見たことないか?」
カスミ「見たことないな……」
ハートのA「見たことないか……それは失礼だったな、じゃ、デート頑張ってねー」
伏黒「デート……は?」
カスミ「へぇ……」
私は肘で彼の腰を押した。
伏黒「……もう、あいつったら」
カスミ「行こうか」
そしてゾンビを見かけたが、少し様子が違う感じがした。
カスミ「……なんだ?」
ゾンビが振り返ると、そこには、目から結晶が生えているゾンビだった。
カスミ「結晶が生えてるゾンビはこのことか……」
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