解剖記録104番目 集落
カスミ「ここの周辺だっけ?」
伏黒「たぶんな……あってればだが」
安藤「多分あってるでしょ、知らんけど」
カスミ「大阪人になってますよ」
安藤「一度言ってみたかっただけだ、気にするな」
そして着いたが……簡単なバリケードがあった。
カスミ「……これって…?」
安藤「橋はここと数キロ先しかないんだがな……」
私はどうしようか、悩んでいた。
安藤「えい」
安藤さんはバリケードの反対側に砲弾を発射した。
カスミ「ちょ……なんですか!?」
安藤「これで出てくるのかな……?」
すると上からひょっこりと人がのぞいてきた。
????「あんたらはどこいらのシェルターだ?」
安藤「シェルター……こっちではそういう言い方するのね」
????「ということは……東北の方か?」
安藤「いいや、西から来た」
????「ということは……あいつらの刺客か?それだけ答えぇ……」
安藤「あー、そこを話したら長くなるが、椅子用意してくれない?」
すると、そばを銃弾をかすめた。
????「もう一度聞く、あいつらの刺客か?」
するとあいつに聞こえない音量で、こう話した。
安藤「戦車準備しとけ」
そして私は戦車に乗り込んだ。
安藤「そうだな……強いて言うなら……その刺客とやらの雇い主の娘を持っているな」
その時、銃弾の雨が降り注いでる感じがした。
安藤「やっぱり分からないのか」
そして戦車に飛び込んできた。
安藤「よし、アクセルベタ踏みだー」
カスミ「えぇぇぇ!?!?」
私の足を踏み、バリケードを踏み倒した。
カスミ「こうなるのはねぇ……」
安藤「いや、この結果わかりきっていた」
なんでこの人血気盛んなんだろう。
安藤「……よし、ゴム弾を装填して、奴らを撃つぞ」
伏黒「ああ……カタギを撃つのは少し気が引けるが」
そして銃撃戦が始まったが、力の差がすぐ見れた。
伏黒「……あれ?もう撃ってくる奴いねーな」
安藤「そうだな」
こっちがあっさりと勝ったのだ。
安藤「大丈夫か?」
????「なんで……助けるんだ」
安藤「だって、同じ人間だろう?」
????「……そうだな」
そして奥からゾンビが来ていた。
安藤「だろうな、あんなドンパチしてたら来るよね」
伏黒「チッ……めんどくせぇ!」
そしてゴム弾から実弾を装填し、奴らを撃ち始めた。
カスミ「私も手伝う!」
伏黒「ああ、これ大量だな」
カスミ「モルモットがたくさんだ……」
伏黒「モルモットなんだ」
カスミ「違うの?」
伏黒「いいや、その方が……いい、殺す躊躇がなくなる」
安藤「どういう躊躇なんだよなー」
伏黒「……うっせぇな!」
バリケードがもう一度建てられるまで、耐えないとな。
安藤「ほら、立てよ、一仕事出来たぞ?」
????「はいはい、これだな?」
そして鉄板を二人で建てた。
安藤「これでいいのよね?」
????「ああ、これでゾンビ共が入ってくることは無いだろう」
安藤「……それで?謝罪は?」
????「どうしてなんだ?」
安藤「急に私たちを撃った、それには?」
????「なんだ、そのことか、謝らねーぞ?」
すると後ろに彼が殺意マックスで立っていた。
????「ヒィィ……スイマセン」
安藤「それでいいんだ」
そして事後処理を終え、一旦落ち着いた。
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