表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/153

解剖記録102番目 明石焼きの街 明石市

伏黒「おーい、ついたぞー?」

カスミ「ん……んぁ?」

寝ていた……すごい体勢で。すごい腕とか股とか、大の字で寝ていた。

カスミ「は……はへ?」

伏黒「そこからどうやって出るんだが……」

カスミ「えへへ……出してくれるといいね」

安藤「お?私は見ないぞ?」

伏黒「うるせーぞ、頭まっピンクなやつ」

そういいながら私は戦車から引きずり出された。

安藤「まるでアザラシだな」

カスミ「うるさいわね、それって私の胸の事言ってないよね?」

安藤「いいや、全然?」

絶対気にしてるな。

カスミ「そして……ここが明石……なのか?」

伏黒「ああ、地図が正しければな」

そこは、明石焼きの看板とかあるが、全然人がいなかった。

カスミ「ここまでゾンビまで……?」

安藤「おそらくね、じゃ、漁港に行くか」

カスミ「漁港に航海士いるのだろうか」

伏黒「すべてあいつの妄想だろう、あわよくば明石焼きを食べたいと願ってるんだろう」

カスミ「食べたいだけなのね……私も食べたいけど、職人がいないよね」

伏黒「どうやって焼くんだろうか」

そしてそそくさと漁港に行った。

安藤「……ゾンビがいるね」

カスミ「ここにいるんだ……魚狙ってるとか……ないよね」

安藤「そこらの猫じゃないんだし、ないでしょ。あるとしたら……漁から帰ってきた人を喰うためなんだろうな」

伏黒「じゃ、殺していっていいな」

安藤「生き残りいるのだろうかな」

私たちはゾンビを駆逐していく過程でどこかに逃げ場がないか、探した。

安藤「……なさそうだけど……銃声で気が付いてるのかもね」

伏黒「じゃ、こっから探していくか……」

すると、どこかから銃声が聞こえてきた。

安藤「銃声……生存者か」

カスミ「いくぞ!」

伏黒「……っ……一定のリズムで撃っているのか……?」

どういうことかと聞いたら、こう答えた。

伏黒「1発と2発の銃声が鳴り響いてる……一定のリズムで」

安藤「だからどういうことなんだ?」

伏黒「……紙ないか?」

カスミ「これ……」

伏黒「ありがとう……」

そして耳を澄まして、なにかを紙に書いていた。

伏黒「……これの意味わかるか?」

そこには、・・ ・・ ・・  ・・・  ・・・と書いてあった。

カスミ「あまりわからないね……安藤さんは?」

安藤「これ、モールス信号か……それ以外考えられないな」

カスミ「そのモー何とか信号はなんだ?」

安藤「どこかのおっさんがその信号を作ったんだ、それで戦時中とかに使われるんだ……これは……OSSか……意味わからないな」

カスミ「……読み方が違うのかな」

安藤「候補としてはOSSかSOSだね」

カスミ「絶対後者の方でしょ」

安藤「だよね!」

伏黒「じゃ、こっちから聞こえてきた、急ぐぞ!」

そして私はビルから鳴った音を求めて、走った。

感想・レビュー・誤字報告あればできる限りよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ