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ご依頼はお気軽に

「怪奇事件はなくなりましたが、小町は救われたのでしょうか」

「さてね、成仏は自分でするものだから。その後は私も知らないわ」

「小町と話をすることは……」

「できないわ。今更よ。親の手を離れたのだから、あとは大人しく見守りなさい」

「…………」

「次の依頼が来たわ。さて、話はこれまで。じゃあ、さよならね」

「有難うございました」


 席を立ち、とぼとぼと事務所を去る中年の女性。白髪交じりの長髪を見送って、辛美は依頼のメールに目を向ける。


「さてと、心霊写真の除霊のお願い……って、何よこれ、駄目じゃない。機密だけど、たまにはいいか。今から追って間に合うかしら」


 辛美は席を立ち、先の女性の後を追った。残されたパソコンには、依頼の心霊写真が表示される。


「まったくぅぅぅ、にやにやしちゃって変態さぁぁぁん。でも――笑顔が戻って、よかったね」

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