アメリカ労働共和国の現状
趣味で書いているので温かい目で見守ってください。
新しい官邸「レッドハウス」にて
(ある人物からの視点)
「同志ヘミングウェイ、やりましたな」
「ええ、同志リード、シカゴでは犯罪者が蜂起し、あわやになりましたが私の作戦が成功し、このワシントンDCに労働者代表の家『レッドハウス』が完成した、あの資本主義者の家『ホワイトハウス』は粉微塵にブッ飛び、この『レッドハウス』から新たなるアメリカ政治を巻き起こしましょう同志リード」
「ああ、そうだな同志ヘミングウェイ、あなたとは長い付き合いになりそうだ」
「ええ、この労働共和国の土台を作るまで辞めるつもりはありませんよ」
「ふ、それはこちらのセリフだ」
「まぁ取り敢えず仕事に取り掛かりましょうか」
「そうだな」
ニューヨークにて
(ある人物からの視点)
こんな所で死んでたまるか、あのライミー(イギリス)クソどもがニューイングランドに侵攻した事で私は失脚し、そして失脚後なんとか幽閉してた奴を傀儡にしてなんとかやってたがあの時のホワイトハウスが粉微塵にブッ飛んだお陰で私は大怪我を負った、その後治療とかしてニューヨークに紛れていたらいつの間にか自分の国が崩壊して赤共に取られてしまった、何もかも失い、残ったのは家族。
私の甥は武器を私の部下と一緒に集めており、妻は西海岸連邦に避難させた、自分も西海岸連邦に亡命したいがそんな事すれば部下と私の兵士の信頼が失墜する、だからできるだけそばにいたいが部下と兵士から「亡命をしてください、そうすればその亡命先で再起を行いましょう」と言ってるが、やっぱり亡命したほうがいいか……
うむ亡命することにしよう、私はワシントンDCに戻ってくる例え死んだとしてもだ。
ワシントンDCにて
(ビル・ヘイウッドからの視点)
(史実ならモスクワにて死んでるが、今のモスクワに行けると思う?と言う事でモスクワに行かずに済んだことでアルコール依存症と糖尿病による脳卒中で死ななかった)←(アメリカで起きた革命によりビル・ヘイウッドは酒と甘物を摂るのをやめた)
(ジョン・リードは史実では1917年にロシアに行ってレーニンと会い、1920年にチフスで死んだ、だがロシアの革命家レーニン暗殺された事で革命が失敗、そしてロシアはその後地獄になった)
「同志ヘイウッド、あの時同志リードに権力を渡したのは失敗だったのではないか?」
「まぁそう思うのも無理はない、だが結果的に労働者の為の国家が成立した、その代わりアメリカは地獄と化したがな」
「もうこのアメリカは統一しないと自分は思いますよ」
「あ、それ私も思います」
この同志たちの通りアメリカはこの内戦で二度と統一できない程の大きな痛み、いや(これを読んでる人も)想像できないほどの痛みをこのアメリカは負ってしまった。
それは私のせいかもしれない、もしくはキングフィッシュのせいかもしれない。
とは言っても人のせいにしてるので自分もクズな人間と言うことだろ、いや前からか
「ハハハハハハ」
「どうしました同志ヘイウッド?」
「いや、ちょっとなんか笑ってしまってな」
「そう〜ですか」
「ちょっと外に出る」
「ちょっと!同志ヘイウッド!護衛ぐらいつけてくださいよ!」
「大丈夫だ、そんな必要はない、暗殺されるならそれでもいいよ」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
碌な死に方になると思うな、まぁ自分の希望としては死ぬなら惨めな最後が良いな、そんな簡単なもんじゃないか。
ワシントンDCにて
(ある人物からの視点)
私はクーデターを起こし、このアメリカを変えようとした、だがそれはアメリカを崩壊させ、そして荒廃させた。
私はクーデター失敗で海外へ逃げ、そして隠れた。
だが私はここでは終わらないあの忌々しいアカ共に復讐するために私は、自分の命を使う。
「死ねぇ!ビル・ヘイウッド!」パン!
「まさか、ハハハハハハこんな死に方になるとは…」
「同志ヘイウッド!クソ野郎!これでも喰らえ!」パン!
「う、この……」パン!
「あ、糞がぁ」バタン!
「う、痛…」パン!「えぇ?」
「撃たれた仕返しだ!」
「く、クソ…」バタン!
「おい、同志生きてるか?」
「あ、はい大丈夫ですよ同志ヘイウッド、あなたの怪我はどうでしょうか?」
「ああ、鉛玉を胸に撃たれた」
「は、早く病院に…」
「もう良い、私はもう死ぬよ」
「で、ですが…」
「こんな所で諦めてたまるか!」パンパン!
「あ、嗚呼これは駄目だ」バタン!
「同志!これでも喰らえ」パン!
「し、心臓を…殺……れた」バン!
「は…は…は…こいつの顔は?………………………何という事だ、こいつの正体は『アレクサンダー・ヴァンデグリフト』じゃねぇか、は…は…は…アメリカの崩壊の引き金を引いた男を私が撃ったて事か、なんて言うか………………………何も出ないな、何も………感情が……出…ない………………………」バタン!
ある新聞の見出しには
【ビル・ヘイウッドが暗殺!?】
[ビル・ヘイウッドが政府機関の近くで暗殺された、重症を負った護衛によると『同志ヘイウッドはアメリカ崩壊の引き金を引いた男「アレクサンダー・ヴァンデグリフト」に撃たれた、自分はその時ヴァンデグリフトに何回か撃ち、そしてヴァンデグリフトからも私に対して撃ち、それに私は倒れてしまった、その後の記憶はあんまりない』と証言、護衛の証言が本当だとすると同志ヘイウッドはアレクサンダー・ヴァンデグリフトと同士討ちしたということである]