何でいつもいつも。俺が好きになる奴男なんだよ!
俺西城翔は今、人生初めて男に押し倒されている・・・。なんて嘘だ。昔、俺はよく男に告白される。その告白を断ると毎回のようにふった男に押し倒され犯されそうだったが、ビビッて犯してくる奴なんて居なかった。でも、本当に犯そうとする奴がいた。そいつが犯そうとしたとき、親友で、俺の初恋だった一か月11日差の年下、近藤拓斗という奴だ。あいつは12月22日で俺は11月11日そいつは男だったからな。まぁ奴が助けてくれてから、中学の間俺に近づいてくる奴は居なくなった。だっていつも拓斗が一緒にいてくれてからだ。だが、そいつは、中学卒業と同時に違う区に引っ越してしまった。俺と拓斗は別々の学校に行った。拓斗の行く学校の名前は教えてもらえなかった。拓斗に俺の行く学校の名前を教えたのに拓斗の行く学校を教えてくれないとはフェアーじゃない。
我に返った。もう拓斗は居ない。自分で何とかしないとな。と思っていたら、急にドアが開いた。
「こ~んな誰もいない理科室で何やってるんですか先輩方・・・!」
「?」
ドアから入ってきた男に邪魔されたと思ったのか俺を押し倒していた奴は逃げて行った。ドアから入ってきた男が近くにやってきた。
「西城先輩ですか?」
「そうだけど。誰だお前?」
「俺は佐々木雄太って言います♡」
「あぁそう。そのタイ緑ってことは、一年か?」
「あ、はい。俺一年です♡」
「一年がなんで俺のこと知ってんだよ」
「えーと・・・」
「えーと?」
「・・・」
「なんだよ!」
「知り合いがよく話してたからです。三年に吉岡春斗って奴いるの知ってますか?」
「あぁ!居るわ~ てかなんで吉岡のこと知ってるんだよ?あいつ女子の間では有名らしいけど一年に知られているほど有名じゃないだろ」
「実は吉岡先輩俺のいとこなんですよ」
「はぁ!マジで似てなさすぎてかいとこにまで先輩つけるか?」
「まぁ。はい」
「ふーん」
とりあえずなんで俺を知ってるのかも聞けたし礼言って帰るとするか。
「さっきは助けてくれてありがとう」
「いえ。偶々通りかっかて先輩と三年っぽい知らない奴の声が聞こえたんでドア開けただけですよ」
「ん?俺の声ってよくわかったな」
「まぁ~それは。いろいろです♡」
「そうか。まぁ助かったんだし偶々でもサンキューな!」
ニコ!(ドキッ)
「じゃーな!」