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中古のらくがき帳  作者: 暁 乱々
20/20

ブツが見つかりました

最後まで雑記です。なお、下記のブツは合法です。

 25日、自称『暁 乱々』なる者の自宅から、写真のブツが押収されました。

 問題の品は数十種類におよび、合計の末端価格は日本円にして22,000円と推定されます。


 挿絵(By みてみん)


 年末の大掃除代わりに家の整理をしていたところ、未使用の電子部品が大量に見つかりました。いままでいろいろ基板を作ってはきましたが、最近はあまり手を付けられていません。仕事が設計なので社内でこれらのものをいじりすぎて、なかなか電子工作する気が湧かないこと。文章書きに時間を注いでいることも大きな要因です。


 だからといって捨てられないんですよね。ここにあるものは面白いものだとわかっているし、開発環境完備なのでやろうと思えばすぐに使えます。あと金銭的にもったいないです。だから一旦出したものの、また収納箱の中に戻しました。基板に組み込んでいないものなら、なかなか壊れません。


 ちなみに、ここにあるものの詳細を書くとこんな感じです。


【左上のもの】

・フラットケーブル(帯状の細い電線)

・半田(鉛フリー)


【資格試験で買ったやつ】

・露出コンセント

・コネクタ(単線2芯)

・200V用アース付コンセント

・2PEETコンセント

・20A安全ブレーカ

(家庭用分電盤にいっぱい並んでいるブレーカ)

・ランプレセクタブル(電球のソケット)

・端子台(6極)

これらは電子工作とは関係なし


【問題のブツたち】

・16文字×2行キャラクター表示器(バックライト付)

コンナカンジデ エイスウトハンカクカタカナヲ 1ギョウ16モジデ2ギョウ ヒョウジデキマス シロクロデス カンジハムリデス


・温度センサ

-30℃~100℃まで計測できる


・圧力センサ

文字通り、大気圧近傍に特化


・マイク

音を集めます。なに話しているかはわかりません


・測距センサ

赤外線を使い100mm~800mm先の障害物を見る


・電池ボックス(単3×4)


・照度センサ

可視光の強さを計測、色はわかりません


・太陽光パネル

最大で5V 230mAの電力がとれます


・メモリ(EEPROM)

最大64kB(32768文字相当)しか記憶できません


・オペアンプ

性能は調べないとわからない


・ロジックIC

7402、7408とか番号でなにかわかる


・マイコン

プログラムで制御を変えられる小さなコンピュータ。毎秒最大10,000,000の処理可能、30個くらいセンサとかLEDを接続できます。原稿用紙5枚相当のデータを即興で憶えられますが、電源が落ちると忘れてしまいます。だいたい500円で買えます。


・ソケット

マイコンの玉座


・モータドライバ

マイコンに支配され、モータに鞭打つ部品


・スピーカ

音が出ます


・電解コンデンサ

電気貯めます。けれどもすぐ垂れ流します。あんまり高電圧と熱をかけると怒って頭から危ない液体を飛ばします。


・抵抗器

茶黒橙金、橙橙茶金、黄紫茶金。これで値がわかる


・LED

色はいろいろ。赤外線もあり。大半は500円100個のジャンク品(使用可否、色は自分で調べる必要あり)


・基板

部品乗っける板、穴だらけで小さい銅板がいっぱいついています



 以上のような部品がありました。

 実は他にもトランジスタやらモータやらあります。どれだけムダに溜め込んでいるのかがよくわかりました。反省しております。


 なお、これらの使い道はいろいろです。ロボットを作ることも可能です。ただしSFで出てくるような高性能のものは無理です。マイコンが持つ能力がそれほど高くはありません。処理プログラムも最大50kB弱(文字データ換算で24,000字)です。使い方によってはオーバーします。それに回路制作上の制限もあります。

 実際に作るには部品の機能限界だけでなく、うまく動かすための計算をしないといけないですし、センサのノイズ対策、メンテナンス性、プログラムの安定性、書ききれないほど制約が絡んできます。プロセスは製品設計・製作そのものです。


 けれども、部品の機能だけを見て、空想のロボットを作ることは簡単にできると思います。キャラクター化してドラマを作ることも可能でしょう。具体例は書きませんが、上記の部品だけでも案外アイディアは湧きます。

 限られた機能しか持たないロボットはどうやって生活するのか? 自分の持てる機能だけで果たしてなにができるのだろうか? 短篇なら書けるはず。やってみたい方がいれば試してください。


 ただ私の場合、現実的なブツ活用法を考えないといけません。22,000円がもったいないです。

このページで『中古のらくがき帳』は終わりです。

雑記なので役立つことはまぁ書いておりませんが、読んでいただき、ありがとうございました。

しばらくしたら、この雑記の代わりにらくがきみたいな物語を書こうと思います。

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