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絶対満点家庭教師ジャストミート
エッセイではないですが、らくがきの一つとして投稿します。
玄関にそいつは立っていた。
「絶対満点家庭教師ジャストミートです」
ピエロのような恰好、白く塗られた顔、絶対家庭教師ではない。それに一つ気になることがある。
「どうやって入った? 鍵は閉めてたはず……」
するとジャストミートは二本の針金を出した。
ピッキングだ。
急いで『110』を押した。
「こちら、ジャストミートお客様センターです」
「GYAAAH! お父さん、お母さん!」
「お父さん、お母さんはいないよ。君が満点取るまでの授業料として、ジャストミート星の質に入れたからね」
「返せ! お父さん、お母さんを返せ!」
「だめだよ。テストで満点を取るまではね。大丈夫、君はまだ小学校四年生、すぐ満点とれるから」
「GYAAAH!」
それからジャストミートのおかげで満点が取れるようになった。ジャストミートになるテストでね。
小学生のとき、マジでこんな家庭教師がいました。(注:ピエロではないし、宇宙人でもありません)もちろん住居侵入罪でお縄です。