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時計

作者: 芋姫


ついに使っていた時計が壊れた。


止まったまま、動かない。電池を入れても無駄だった。


長年使っており、愛着のある時計だったのでちょっと寂しい。


でもこれまで本当によく動いてくれたと思う。


ありがとう、という思いをこめて時計をみつめた。


***********************************************


*******************************


「遅ーい」


女性が頬を膨らませて男性を睨みつける。


「悪い悪い」


男性が息を切らせながら走って女性の前までやってきた。


「・・・・・・・」


しかし、女性はそんな彼を見ながらこう、つぶやいた。


「ま、いいか。これからは12時を過ぎても会えるんだもん」


「え?」


「なんでもなーい、行きましょ」


「?」


ふたりは並んで歩きだした。





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― 新着の感想 ―
長年使用されていた時計への愛着が伝わり、ホッコリしました……と思い、続きを読みましたところ(えっ⁉)……って言う事は、ヒロインはあの有名なお姫さま、あのお方ですか?まさかのラストに思わず溜め息が出まし…
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