表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/20

鵺一部四章の反省文

 反省する点はいろいろあれど、向き合うのはお久しぶり、城山です。

 鵺一部四章を振り返ります。


 冒頭で蕾生(らいお)がまた夢を見ています。

 明記はしなかったのですが、(はなぶさ)治親(はるちか)(ハル)と雷郷(らいごう)(ライ)の会話です。

 おわかりいただけていれば幸いです。

 治親のモデルは(みなもと)頼政(よりまさ)なので、これが()()()()()()()()()()平安時代末期です。

 ちなみに、雷郷は頼政の部下の(いの)早太(はやた)がモデルです。

 二人の会話の中に出てくる「なんか最近元気ない」人物はリンの事で、こちらのモデルは同じく部下の渡辺(わたなべ)(となう)です。


 ちょっとエモい紹介をすると、以仁王の反乱の時、猪早太は頼政の側室に付き添ったという伝説があり、渡辺唱は頼政自害の時に介錯したという伝説があります。

 その事柄をハル、ライ、リンに置き換えて考えると、すげえエモくない? というのが作者の気持ち悪い妄想です(笑)



 さて、そんなこんなで鈴心(すずね)が無事に仲間になったのですが、この子は銀騎(しらき)詮充郎(せんじゅうろう)によってほぼ監禁されていて、学校にすら行けないのでどうやって会ったらいいのかと悩みました。

 コレタマ部で書きましたが、携帯電話からリモート出演させるのも、前章であれだけ「携帯は盗聴されとるやろ」って強調したのでやりにくい。それで詮充郎ならどうするか。最初の研究所見学会が永を誘き寄せるイベントだっただろうと考えた時に、あえて鈴心を解放するんじゃないかと思いました。それだけ、あのジジイは自分の悪巧みに自信があるのです。泳がせて観察することが彼の真骨頂であります。研究者なので、ある意味実験してる気分かもしれません。


 という訳で、じゃあ鈴心だけ中学に行かせるのか? うわあ、描写がめんどくせーってなって、飛び級で高校生、しかも同じ学校に入れました。ご都合的でも、シンプルになってわかりやすいことを重視しました。


 舞台が整ったので、後半は謎解きパートに突入であります。

 元々永の目的だった刀の話です。宝刀なので名前は欲しい。萱獅子(かんじし)というのは私の創作ですが、元になっているのは「獅子王」という宝刀です。

 前回の転生三十三期で、萱獅子刀が紛失している。前々回の転生三十二期では弓も紛失している。

 弓の方は二部で詳しくやることを既に決めていました。だからこの時点では軽く触れるだけになっています。

 なお、弓の慧心(けいしん)は元が「雷上動」という弓で、矢は「水破」「兵破」をもじって「翠破」「紅破」としています。

 獅子王も雷上動も、ゲームなどでよく使われる超有名なものです。

 これらの武器含め、実際のモデルになった歴史上の言葉は全てオリジナルのネーミングに置き換えています。


 何故なら、このお話の舞台は()()()()()()()()()()からであります。今はこう申し上げるのが精一杯です。


 設定の裏話ばかりになってしまいました。

 武器の設定にはかなり時間をかけたので、どうしても言いたくて…(笑)


 それでは、また、五章の反省でお会いできたらと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ