鵺一部三章の反省文
ネタバレ、自己満にお付き合いいただきありがとうございます。
三章の反省文です。
ほぼ座って会話してるだけ。
……という、動きのない、トガった回だと言い張っておきます。
少年漫画であればこんな話はあり得ない。
小説で良かった。
だが、ラノベとしてはやっぱり不合格なのではないか。
そんな反省をしている部分です。
膨大な鵺の設定をどうやって、できるだけキャラクターに紐解かせるか。
三章はそんな目的で書きました。
なんだかんだ情報を小出しして、最後に鈴心が仲間になる。
ついでにラストは皓矢と詮充郎の悪巧みで締める。
後半はわりとドラマチックに構成できたのではあるまいかと思っています。
が、前半は小出しの情報を話すだけなので、つまらない感じになってしまったなあ…
では、どうすれば良かったのか?
三章前半は改稿したいナンバーワンのエピソードなんですが、
自分ではまだわからず、辛口感想をもらうメンタルもないので未着手のままです。
「もっと後でこの謎がとける」ことを知っているのは作者だけ。
鵺一部を書いた時には気づかなかったことであります。
ただ、ストーリーを進めるのに必死でした。
反省ばかりではアレなので、解説じみたこともしてみます。
三章で突然でた鵺由来のDNA・キクレー因子は完全に私の創作です(当たり前)。
キクレー、とはギリシャ語でツグミの事です。
鵺の声の正体はトラツグミという鳥だとされています。
そこから語感が良かったギリシャ語を採用しました。
以降、詮充郎のネーミングセンスはギリシャ語になりました。(ウラノス計画とか)
永が使った怪しいアプリですが、これも私の創作です。
永は、あらゆるSNSに精通し、百通りものHNを使いこなし、ネット界隈の覇者である…
という設定があるのですが、そこを詳しく書いてると本当に呪いの話にたどり着けないので、
冒頭でUMAをしつこく語ったり、銀騎詮充郎のネット情報をひけらかし、
蕾生に「相変わらずネットで危ない橋渡ってる」と匂わせるので精一杯でした。
鈴心をどうやって加入させるか悩んだ時に、永や蕾生の説得は聞かないだろうと思いました。
では今回のイレギュラー的存在の星弥なら、と思ってああいう形になりました。
どんなに銀騎が憎くても、それは前世までの事であって、
幼少期から過ごした星弥や皓矢にはきっと懐いてるんだろうと思ったからです。
そこまで鈴心が変化したのは、大きな理由があるのですが、それは三部くらいに出す予定です。
ラストシーンである詮充郎の悪巧みシーンは気に入っています。
やっとこのジジイを出せた…! という感じで達成感がありました。
一章でVTR出演はありましたが、やっとリアタイで喋るぞ!と。
そんな感じの三章の反省文でした。
お読みいただきありがとうございました! (*'ω'*)