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鵺一部エピローグの反省文

 一部、最後の反省文です。ありがとうございます。


 詮充郎(せんじゅうろう)が串刺しにされた、その後。銀騎(しらき)研究所と、銀騎総本家(当主一家以外はそこでいちびっている設定)は空間が繋がっており、詮充郎の部屋のホットラインから行き来が可能になっています。おそらく銀騎の親類縁者には詮充郎は好かれていないはずですが、曲がりなりにも当主なので、危害が及べば総出で救いに動くのは当然です。皓矢(こうや)と、呪術のスペシャリストが何人も寄ってかかれば詮充郎の延命は難しくはありません。

 詮充郎には良きタイミングで目覚めてもらおうと思っています。


 二つの(やじり)萱獅子刀(かんじしとう)の切先片が出てきました。計三つの遺物アイテムが、蕾生(らいお)(ぬえ)化を黒から金に至らしめたかどうかは、もうちょっとお待ちを。なんかうまいこじつけを考えている最中です(笑)

 本作は34回目の転生を主に描いていますが、蕾生達の今の状況は、転生33と転生32と密接に繋がっています。ですから、転生32から物語を始めようと思えば出来たのですが、主人公達がその間2回は死ぬので、良くないよねってなりました。あと、主人公の名前や性格の細かい所が変わったら混乱しない? と思って。転生33と転生32は三部を終えた後、外伝として別に主人公を据えて軽めに書くつもりです。


 エピローグの最大の見せ場は雨都(うと)梢賢(しょうけん)という男です。関西弁にしたのは、とにかくキャラクターを濃ゆくしたかったから。私は関西出身ではないし、そちらに知り合いもいないので、彼の関西弁についてはテレビに出てる芸人さんとか、今まで読んできた作品から参考にしています。喋り方で一番参考にしているのは、大人気コンビ〇〇いたちのHさんかな。テレビ向きにふんわりしたわかりやすい関西弁をお使いになる(と私が勝手に思っている)ので、梢賢の喋りは彼の姿を思い浮かべながら書くことが多いです。あ、ちょっと二部に脱線しちゃいました……


 梢賢の存在は二部に対するヒキとして、エピローグで登場させました。こいつが読者を二部まで引っ張ってくれるといいなあって思ったんですが、どうだったんでしょう……


 エピローグで急にファミリー化(笑)した皓矢ですが。実はこういう調子の良さを持っています。祖父にはできない所です。皓矢も、実父を鵺に殺されているので、(はるか)達に思うところはあると思うのですが、そこは大人として、それよりも償いの気持ちが大きいからではないでしょうか。詮充郎がこれだけのことをやったのは、息子を殺された恨みもあるでしょうけど、皓矢に盤石の立場を与えてやりたいと思ってもいたからで。それを皓矢は充分わかっているので、祖父のした事を肩代わりして、永達に償うことにしたのでしょう。(その辺、詮充郎は認めないと思います。ツンが酷いので。笑)


 鵺一部の内容は、このシリーズの自己紹介的なものです。とりあえず、こういう呪いと戦うお話ですよ、というのがわかっていただければありがたいです。

 二部からが本番、みたいな感じです。ちょっと二部は因習村的要素を詰め込み過ぎて、小難しい話になってしまいました。そんな二部の反省も、そのうちここで書いていこうと思います。


 ひとまずはこの辺で。

転生帰録(てんせいきろく)──鵺が啼く空は虚ろ」は小説家になろうさんに投稿を始めて、2024年11月26日で一周年になります。

 まだまだ全然知られていないと思うので、先に読んでもらっても構わないから、プロモーションの一環でこのような反省文を公開しました。

 楽しんでいただけたら、至上の喜びです。今後ともどうぞよろしくお願いします。

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