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闇のマレットゴルフ②

作者: 明地雫

吉五郎『…いいじゃろう。乗ってやる。

じゃがトメさん、人数合わせでワシを誘ったことは後悔すると思うよ。』


トメ『え?』


吉五郎『ワシのゴルフの腕前はな、セミプロ級じゃ』


一同『ざわっ…』


夏守造『はっはっは。セミプロとはこれはこれはすごいお友達を連れて来てくれたねぇトメさん。吉五郎さんとやら、お手柔らかに頼むよ。

ではぼちぼち始めるかの』



吉五郎『その前にちょっと待ってくれるかの?トメさん、旦那さんとの関係は最近どうなんだい?』


トメ『え…⁈じ、じつは…うまく行ってなくて離婚しようかと思っているの』


吉五郎『…そんな気はしていたよ。よし』



吉五郎『ワシからひとつ提案がある。賭けの金額は、年金1年分とのことだがせっかくだ。派手に5年分を賭けないかい?』


虎助『なんだと?やろうってのか?』


ドスをちらつかせる虎助


夏守造『まぁ待てトラさん。聞こうじゃないか。』


吉五郎『…ありがとう。もちろんこちらはセミプロだフェアじゃないのはわかってる。そこでだ。ワシは100歳までの年金、満額を賭けよう。』


さらにざわつく一同。


一同『満額…だと?一年が200万として65歳から35年分だから……な、7000万⁈』



吉五郎『それだけじゃあない。ワシはこの命も賭けよう。』



夏守造『てめェ、正気か?』


吉五郎『正気もなにもおめェ、闇のゲームってのは元来、命を賭けてなんぼのモンよ』


トメ『き、吉五郎さん…?』


吉五郎『俺がもし優勝したら1人1000万、10人だから1億円を巻き上げることができる。そうなりゃ老後必要資金は余裕でクリアだ。』


吉五郎『そこでようトメちゃん。もし優勝したらワシと結婚して、ハワイの別荘にでも移り住んで悠々自適に一緒に暮らさんかい?こんな危ねぇゲームは辞めてよ。』


トメ『うん、わかった!その代わり約束して?

絶対勝つって』


吉五郎『まかせんしゃい!』


そういうと吉五郎の頬にキスをするトメ。


吉五郎『へへっトメちゃんのおかげで

ガゼンやる気が出たぜ』


つづく


※年金の計算は適当です。

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