02 現実
どうも歪なれもんです()今回は前より長くなってますので見ていってくれたらうれしいです!
文章は相変わらず変かもしれません、、初心者だから許してください..()
あ、それと前回出た千奈乃先輩ですが、千奈乃はなのと読みます。分かりにくい名前ですみません..()
それでは今回お楽しみください!
「....!」
私は、千奈乃先輩に言われて驚きを隠せなかった。
震える。手が震えている。
いくら現実を認めても、事実だとしても。
[捨てられた]というのを言われる事は辛い。
だって私はすごく愛されていた。お母さんにも、お父さんにも、姉にも、兄にも。
末っ子の私が一番愛されていたから。
辛い、苦しい、悲しい。その果てには怒りが湧いてくる。
なんでお母さんは私を捨てたの?私を一番愛してたんだよね?
姉や兄と違って手伝いもした。お金も最小限に使った。
私は...お母さんの..玩具だったの?
次々にお母さんへの疑いが出てくる。姉にも、兄にも、お父さんにも。
「かわいい」「大好き」「愛してる」「大事にする」こんな言葉全部嘘。
嘘だったんだ。壊れるまで使って最後は捨てられる。まるで私は家族の玩具みたいだ。
生きている心地がしない。
千奈乃先輩は私の頭を撫でながら言った。
「....れもんはね、捨てられてないよ。一人暮らしをするための練習なの」
私は言われた言葉に励まされて、幼稚園児のように。褒めてほしい時のように。
千奈乃先輩の胸に飛び込んだ。飛び込んだ時、千奈乃先輩に撫でられ、千奈乃先輩の手に
微かに温かさを感じた。
そして何分間かそのままでいて、千奈乃先輩は私の頭から手を離し、ゆっくりと口を開けた。
「それと決まればれもん、一人暮らしするために色々するよー!」
その陽気な声に私は涙をふき、口を開け、言った。
「私お金持ってませんけど!?」
千奈乃先輩はニヤニヤしながら答える。
「ふふー...私がお金払ってあげようじゃないの!」
私は言われた言葉に驚きを隠せず、千奈乃先輩に問いかけた。
「ええ!?いやいや....千奈乃先輩もそこまでお金ないですよね?!なのにもらうのは、、」
「ふふん!」とでもいうように千奈乃先輩はとても煽り顔で問いかけに答える。
「私、三億ぐらいお金持ってるんだよねー..?」
「ほえ?...っていやいやいや!!」
私は三億という言葉に一瞬嘘だと思ったが千奈乃先輩の高校鞄から何十枚もの札束が目に入った。
「ふふ!これ嘘だ思うかい?」
千奈乃先輩は私に札束を見せつける。玩具の札束ではない事に気がつき、
ため息をつきながら口を開ける。
「はー、、ならよろしくお願いします。千奈乃先輩」
千奈乃先輩は笑みをこぼしながら口を開けた。
「ふふん!まっかせなさい!....でーも、その代わり、、家でのことが落ち着いたらバイトして、
私に焼肉を奢るんだぞお!!」
ちょっと「ダメ人間だなあ」と思いながらも、焼肉より家の方が数倍高いし「仕方ないなあ..」
と思って、私は口を開け、
「はいはい、分かりました」
と言うと、千奈乃先輩は「むっ!」という顔をしながらも笑って口を開け、
「約束ね!じゃ、さっそく申し込みいくよー!」
私もさっきまで泣いてたのを嘘みたいに微笑みながら口を開けて
「はい!千奈乃先輩!」