ビー玉
君は言った。
「君はいつ死ぬのだろうね。」と。
僕は言った。
「君はまた、死ねないんだね。」と。
君は僕のために、
僕は君のために...
そういえば君と初めて笑いあったのはいつだったか、と僕は君に語りかけた。君は答えなかった。ただ、無表情に僕を見つめていた。僕に向けたその目は、特に何も映していなかった。
人はその目をビー玉に例える人もいるだろう。確かに、ビー玉は感情を映さない。だが、この場合その例えは適切ではない。ビー玉は外の世界からの光を受けてそのままの世界を、見えるだけの世界を僕らに見せる。たとえその世界が残酷だとしても、そのままを僕らに見せてくれる。そしてその世界は僕らの目にはとても美しく映るのだ。まるで手のひらにおさまるビー玉のなかに世界を詰め込んで、芸術品に仕立て上げたような。その小さな世界に、なんとも言いえぬ満足感と、狂気とも言える衝動に駆られるのだ。そして、一部の人はこう呟く。「嗚呼、世界は美しい。」と。
なぜ僕に向けられた目をビー玉に例えるのが適切でないのか。それは、その目が本当に何も映していないからである。その目に光は届かない。その目に世界は詰め込むことはできない。結論、僕に向けられた君の目は開いていなかった。閉ざされていた。君が、閉ざしていた。
だけど、その目はただ僕を見つめていた。まっすぐ、僕だけを見つめていたんだ。そして、僕は呟くのだ。「嗚呼、××××。」と。
何を言っているのかわからない、何を理解して欲しいのかわからない、何を書いているのかわからない...ただの作文。
こういう文章しか書けない。
だがしかし後悔はしていない。
初投稿です。すみません。
どなたかが読んでくださるだけで私は幸せです。