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黒猫キャンディ

作者: 窪川牡丹

児童向けの短編童話です。雪がたくさん降るどこかの国の、猫とご主人のお話です。

(冬の童話祭2015に参加表明が間に合わなかったので、通常のアップになりました)

 昔、雪がたくさん降る国に、キャンディという名前の、とても可愛らしい猫がいました。

 キャンディは、大好きなマスター(ご主人様のことです)と一緒に、小さな家で暮らしていました。

 キャンディは生まれたとき、たくさんの兄弟がいましたが、今は他の兄弟たちとは一緒に暮らしていません。

 キャンディは、とても美しい黒猫でした。けれど、黒猫は不吉だといって、キャンディたちの飼い主は、生まれたばかりのキャンディを、外へ捨ててしまったのです。とても寒い、冬の日のことでした。

 しかし、凍えるキャンディをマスターが拾ってくれたので、今はお母さん猫の隣ではなく、マスターの毛布の中で眠るのです。キャンディは、それがとても幸せでした。

 キャンディのマスターは、とてもおだやかな人でした。

 マスターの手は、キャンディの手よりもずっと大きくて、ごつごつしています。指の付け根のところには、いつもマメが出来ていました。薪を割るために斧を強く握るので、冬の時期になると、マメがひどくなるのでした。けれどキャンディは、その手に頭や背中をなでてもらうのがとても好きだったので、少しでも痛くないように、ときどき手のひらを舐めてあげるのでした。


 ある冬の日。

 マスターは、仕事を終えて帰ってくると、いつものようにキャンディを抱きあげました。

「ただいま、キャンディ。今日も良い子にしていたかい?」

 マスターがうれしそうにキャンディをなでるので、キャンディは、こう言い返します。

(もちろんだわ。わたしをだれだと思っているの?)

 キャンディの言葉はマスターとは違うので、マスターの耳には、にゃあ、としか聞こえません。けれど、つんとおすましをすると、マスターは「そうか、良い子だね」と言って、キャンディをなでました。

(当然よ。わたし、もう毛布をぼろぼろにしたりしないし、キッチンのハムを勝手に食べたりもしないわ)

 キャンディはまだ三歳でしたが、もう十分に大人でした。

 猫と人間は、時間の感じ方がすこし違うのです。人間のこどもは、三歳だとまだまだこどもですが、猫のキャンディは、もうきちんとしたお姉さんでした。

 時々、マスターが立ちあがるのを邪魔するように足にまとわりついては、「可愛いレディ、良い子にしておくれ」と言われるのですが、マスターも本気で嫌がってはいないのです。

(だって、マスターはわたしがいないとダメなんだもの)

 キャンディがいなくなると、マスターはいっしょうけんめいキャンディを探します。遊びに夢中になって遠くまで出かけたキャンディを、探しに来てくれたことだってあります。

 ですからキャンディは、自分がとても大事にされていると、知っていました。

 ときどきいたずらもしますが、マスターを本当に困らせることだけは、絶対にしませんでした。

「キャンディ、今日がなんの日か知っているかい?」

 マスターの言葉に、キャンディは首をかしげました。

 キャンディは人の言葉を話せませんが、マスターの言うことは、ちゃんと分かっているのです。

(今日? 今日は冬の日だわ。だって、外にはあんなに雪がつもっているもの。マスターの長ぐつにも、コートにも、ふわふわのついたフードにも、たくさん雪がついているじゃない)

 キャンディは、得意げに胸を張ります。

 マスターは、そんなキャンディを、愛おしそうになでました。

「今日は、僕が神様から素敵なプレゼントをもらった日だよ、キャンディ。ちょうど三年前の今日、この家の前で、きみを見つけたんだ。覚えている?」

 それを聞いて、キャンディは思い出しました。

 お母さんや兄弟たちとはぐれた日。体が凍りそうに寒い、真っ白な世界で、キャンディの心臓は止まりそうになっていたのです。まるで自分が氷になってしまったようで、とても恐ろしかったのを、キャンディはちゃんと覚えています。

 マスターに拾われなければ、キャンディは赤ちゃんのまま死んでいました。

 けれど、キャンディは今こうして、マスターに抱きあげられています。それは、本当に素晴らしい幸運でした。

「ほら、お土産だよ、キャンディ」

 マスターはキャンディを降ろすと、雪をかぶったかばんから粉雪を払い落し、かばんのふたを開けました。

するとそこから、マスターの顔と同じくらいの大きさの包みが現れたのです。

 マスターは、にこにこしながらその包みを広げました。包みの中には、凍った魚が、何匹も入っていました。魚は、キャンディにとって、素晴らしいごちそうです。

(なんてすてきなお土産かしら!)

 冬は川が凍ってしまうので、魚をとるのが大変になるのを、キャンディは知っていました。ですから冬になると、キャンディはいつも魚が食べたいのをがまんするのです。

 きっとマスターは、キャンディのために苦労をして、魚を手に入れたに違いありません。

 キャンディはよろこんで、マスターの足に体をこすりつけました。

(ありがとうマスター、大好きよ)

 そう言うと、マスターはまるでキャンディの言葉がわかったように、うれしそうな顔をしました。

「どういたしまして、キャンディ」

 それからマスターは、魚を暖炉のそばに置き、柔らかくしてからキャンディの前に差し出しました。マスターは魚を火であぶって、きちんと焼いてから食べるのです。

そして二人は、素敵な晩ごはんを楽しんだのでした。


 それから、何年かが過ぎ、キャンディは、黒い毛並みの美しい、素敵なレディになりました。 

 そして、キャンディたちの住む町に、短い夏が訪れました。

 夏はとても短いですが、キャンディは、たくさんの花や草や虫たちに出会えるこの季節が好きでした。

 あたたかな日差しの下でひなたぼっこをすると、とても幸せな気持ちになるのでした。

 その日も、キャンディは窓際でひなたぼっこをしていました。

 気持ちよくお昼寝をしていると、誰かがキャンディの体を揺り動かします。

 迷惑に思いながら目を開けると、キャンディを起こそうとしていたのは、マスターでした。

(めずらしいわ、マスターがわたしを起こすなんて)

 いつもなら、マスターはキャンディを無理矢理起こしたりはしません。

 けれどその日は、なんだか特別な雰囲気でした。マスターが、とても悲しげな顔をしていたのです。

 キャンディは驚いて、マスターの頬を舐めました。

 マスターはほほえんで、キャンディに頬ずりをしました。

「ごめんねキャンディ。僕はきみに、お別れをしなきゃいけない」

 マスターの言葉を、キャンディはふしぎな気持ちで聞きました。

 赤ちゃんのころからマスターと一緒だったので、お別れと言われても、本当のことだと思えないのです。

(マスター、冗談はよして。マスターがどこかに行くのなら、当然わたしもそこへ行くわ)

 マスターは昼間仕事に出かけますが、夜にはきちんと家に帰ってきます。

 家に帰ってきたマスターを出迎えるのは、キャンディの仕事です。マスターは一人で暮らしているので、その役目はキャンディがしなくてはなりません。

 キャンディはその仕事を、とても誇らしく思っていました。

「キャンディ、キッチンに、たくさんごちそうを用意していくよ。お腹がすいたら、それをお食べ。でも、ご飯がなくなったら、外へ出て、自由に暮らすんだよ」

 マスターはそう言って、キャンディの頭をなでました。

 キッチンを見ると、確かにたくさんの食べ物が置いてあります。

 キャンディはそれを見ておなかがすきましたが、今は、マスターのほうが大切でした。

「きみは黒猫だから、いじめられるかもしれない。けれど、強く、そして優しく生きなくちゃいけないよ。もしも……もしもまた僕と会える日があったら、『おかえり』と一声鳴いておくれ」

 そしてマスターは、ひと抱えの荷物を持って、ドアから出て行きました。

 キャンディは慌てて追いかけましたが、マスターは、男の人がたくさん乗せられた大きな車に乗って、どこかへ行ってしまいました。

 キャンディは足の速い猫でしたが、車には追い付けません。

 キャンディは仕方なく家に戻り、マスターの帰りを待つことにしました。

(仕方のない人だわ、マスターったら。わたしを置いていくなんて)

 キッチンにある食べ物をかじりながら、キャンディは考えました。

(わたし、自由にするわ。遊ぶのも眠るのも、好きにするの。でも、夜になったら、ちゃんとここへ戻ってくるわ。だって、仕方のないマスターが戻ってきて、泣いてしまったら困るもの)

 そうしてその日以来、キャンディは、マスターのいない家で暮らすことになりました。


 キャンディは毎日、外へ出かけました。

 キャンディがいつでも外へ出られるように、マスターがドアを開けておいてくれたのです。

 ですからキャンディは、自由に色々なところへ行くことができました。

 最初の何か月かは、キャンディは町のあちこちを歩いて回りました。

 どこかにマスターが隠れていて、キャンディを驚かせようとしているのかもしれないと思ったからです。

 キャンディは黒猫なので、黒猫を嫌う人たちに、石をぶつけられることもありました。

 けれどキャンディは、毎日色々なところを探しました。

 そして季節が冬になり、キャンディは、むやみに歩き回るのをやめました。

 その代わり、家の前にある崩れかけた塀の上で、あたりを見渡しながら、じっと待つようになりました。

 寒くて寒くて、体は凍えそうになります。

 けれどキャンディは、毎日そうしていました。

 時々心やさしい女の子が、キャンディにえさをくれました。

「あなた、ご主人さまを待っているのね。猫は気ままだと思っていたけれど、あなたは違うみたい。あなたなら、こっそり飼っても大丈夫かもしれないわ。わたしのおうちへ来る? あたたかい毛布を用意するわよ」

 女の子はそう言ってくれましたが、キャンディはぷいとそっぽを向きました。

 キャンディにとって、知らない家の、薪のくべられた暖炉のそばよりも、マスターの匂いのする冷たい毛布にくるまったほうがましだったのです。

 女の子は何度かキャンディを連れ帰ろうとしましたが、キャンディが嫌がるので、しぶしぶ諦めたようでした。

 そして、季節は巡りました。

 何度も何度も、巡りました。

 キャンディはとてもかしこい猫だったので、巡る季節をちゃんと数えていました。

 マスターがいなくなって、一度目の冬、二度目の冬、三度目の冬……。

 そうして、八度目の冬が、キャンディのもとに訪れました。

 キャンディはもう、年老いた猫になっていました。

 ぼろぼろになった毛布から起き上がると、体中がぎしぎしときしみ、ひどく痛みます。

 満足に食事もしていないので、体はやつれ、毛並みも荒れ放題でした。

 目も良く見えず、耳も遠くなりました。走ることも、できなくなっていました。

 けれどキャンディの心は、強くしなやかなままでした。

(仕方のない人ね、マスター。こんなに帰りが遅いなんて)

 そう思いながら、ゆっくりと雪の中へ出ていきます。

 キャンディは、やっとの思いで、いつもマスターを待っていた塀の上にのぼりました。

そして、寒さに耐えるため、くるんと丸くなります。

(まだかしら、マスター)

 そう思いながら、視線だけで、あたりを見渡しました。

 キャンディは、本当は知っていました。

 マスターが出ていった年の、次の夏。どこからかとても大きな音がして、空に、大きなきのこが生えた日があったのです。

 もくもくと立ち上る煙が、まるで大きなきのこのように見えたのでした。

 その日は空がとても恐ろしい色をしていて、キャンディは、とても不安な気持ちになりました。少しすると、空からぱらぱらと黒いかけらが降ってきたので、慌てて家の中に逃げ込んだのを覚えています。

 きっとその日に、マスターは、とても遠いところへ行ったのです。

 キャンディは、人間ではありません。とても可愛い、一匹の猫です。

 ですから人間よりも、ずっと勘が鋭いのです。

 どうしてかは分かりませんが、キャンディはその日、とてもさみしくて、悲しくて、つらい気持ちになりました。

 誰かに石をぶつけられたときよりも、ずっとずっと悲しい気持ちです。

 だからきっとマスターは、もうこの家に帰ってくることはないのだろうと、キャンディは知っていました。

 それでもキャンディは、マスターを待ち続けます。

 自分のいないところで、マスターに泣かれるのが、嫌だったのです。

 もしもマスターが帰ってきたらと思うと、待たずにはいられなかったのです。

 キャンディは、マスターが大好きでした。

 とてもとても、大好きでした。

(愛してるの、マスター)

 キャンディにとって、マスターは家族であり、親友であり、恋人でした。

猫のくせにと、自由気ままな他の猫たちに笑われたこともあります。けれど、キャンディにとってマスターは、たった一人の大切な人でした。

 キャンディの黒い毛並みは、真っ白な雪に、少しずつ埋もれていきます。

 そして、キャンディの体がすっぽりと、雪に覆われてしまいました。

 キャンディは、マスターのことを考えながら、そっと目を閉じました。

 もう、目を開けているのも、おっくうだったのです。

 するとどうでしょう。キャンディを包む白い雪が、まるで真綿のように柔らかく、あたたかいものに変わったのです。

 どこからか甘い香りもただよい、キャンディは、綿菓子のベッドに包まれました。

 キャンディが薄く目を開けると、そこには、可愛らしい雪の妖精がいました。

 白くてきれいな洋服を着た、小さな小さな妖精でした。

「キャンディ、あなたはとてもがんばったね」

 雪の妖精は言いました。

 キャンディは妖精に声をかけようとしましたが、とても疲れていたので、声が出ませんでした。

 妖精はにっこりと笑って、キャンディに一枚の切符を差し出しました。

「キャンディ、これを使って。これはね、あなたのマスターのところに行ける、特別な切符なんだ。キャンディは、とてもとても長い間、がんばって彼を待っていたから、ごほうびだよ」

 それでもキャンディがじっとしていると、雪の妖精は、ああそうか、と笑いました。

「キャンディ、きみは疲れすぎてしまったんだね。でも大丈夫。ほら、この切符に触れてごらん」

 キャンディは疲れた体をどうにか動かして、そっとその切符に触れました。

 すると、切符に触れたところから、みるみる力があふれてくるではありませんか。

 まるであたたかい光に満たされるように、キャンディの体は軽くなりました。キャンディはうれしくなって、起き上がり、うーんと背伸びをしました。

 もう、体のどこも痛くありません。冷たくもありません。つらいところはひとつもなくなって、よろこびに包まれました。

 今までじっとがまんしてきたことが、報われたような気持ちでした。

「さぁ、キャンディ。この特別な切符を、今度こそきみにあげるよ」

 キャンディは、雪の妖精から、切符を受け取りました。

 その切符は、白い紙に、雪の模様が描かれた切符でした。

「この道を、まっすぐ進んで行って。その切符を持っていれば、必ずきみのマスターに会えるから」

 ふと前を見ると、いつの間にか、キャンディの目の前に、一本の道ができていました。

 白くかがやくその道は、真っ直ぐに、夜の空へとつながっています。

(あんなところ、のぼれるかしら)

 そう思っていると、雪の妖精がクスクスと笑いました。

「大丈夫だよ、キャンディ。きみの体は、今までよりずっと軽くて、丈夫になったんだ。もう見えなくなっていた目も、聞こえなくなっていた耳も、若いころよりずっとはっきりしているはずだよ」

 妖精にそう言われて、キャンディは、そのとおりだということに気付きました。

 目も、耳も、毛並みだって、若いころよりずっと生き生きしています。

(そうか、わたしは、がんばり終わったんだわ。今なら、なんでもできるのね)

 キャンディは切符を大切にくわえたまま、雪の妖精に向かって、ていねいにお辞儀をしました。

 その姿は、本当のレディのように、とてもきれいでした。

 そしてキャンディは、空に向かって歩き出しました。

(ねぇマスター、わたし、ずっとあなたを待っていたわ)

 道は上り坂でしたが、ちっともつらくありません。散歩をしているような気持ちで、キャンディは歩きました。

(だってあなた、わたしがいなくちゃダメなんだもの)

 キャンディがいないと、マスターはとても寂しそうな顔をするのです。キャンディはそれを知っていたので、そのことばかりをとても心配していました。

(でも、もうそろそろ待ちくたびれたから、わたし、あなたに会いに行くわね)

 足取りは軽くなり、いつしかキャンディは駆けだしていました。

 夜空を駆け上がるなんて、はじめてのことです。

 キャンディはうれしくなって、風のように走りました。

 どんなに走っても、息切れひとつありませんでした。いつしかキャンディの姿は風になり、きらきらと輝いていました。

 マスターに会ったら、言いたいことは決まっていました。暑い日も寒い日も、必ずマスターに言い続けた言葉です。

 その言葉を言ったあと、キャンディを置いていったことを少しだけ叱って、それから、自分がどれだけがんばったかを、うんと褒めてもらうのです。

 キャンディにとって、八年という時間はとても長いものでした。

 猫にとっての八年は、人にとっての八年よりも、ずっとずっと長いのです。

 ですから、きっとそのことを、たくさんたくさん褒めてもらおうと、キャンディは決めていました。

 そして、つんとおすましして、言うのです。

(わたしにそれくらい、できないわけがないわ。わたしを誰だと思っているのかしら)

 そのあとに言いたい言葉も、実は、決めてありました。

(それから、こう言うの……「愛してるわ、マスター」って)

 もうすぐ、道が終わります。

 夜空の向こうには、きらきら光る星屑と、白くてふわふわした綿雲がひろがっていました。

 生垣の下をくぐるように、綿雲の下を通り抜けます。

 くわえていたはずの切符は、いつの間にか、星屑になって消えていました。

 そして……。


 その人を一目見て、キャンディは、大きな声で言いました。

「おかえりなさい、マスター。わたし、あなたを待っていたのよ!」

 にっこり笑ったマスターは、あたたかなキャンディの体を、しっかりと抱きしめたのでした。




おしまい。


雪に埋もれたキャンディは、春の日に、心やさしい女の子に見つけられ、家のすぐそばの木の下に埋めてもらえます。

キャンディは生きている間、もうマスターには会えませんでした。ですが、どんなに苦しい思いをしても、強く優しく生き続ければ、きっとそれは報われるんじゃないかな、と。私自身の願いも込めた、ハッピーエンドだと思っています。

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