亜麻色の歴女
毎度読もうとしていただきありがとうございます。
この感謝の気持ちを言葉でしか表すことが出来ないことを大変心苦しく思っております。
今回、晴がようやくギルドマンションに辿り着きます。まあ、それほど長い道のりではなかったのですが、あまり物語が進まなくて私は大変退屈しておりましたので、ようやくという気がしてなりません。
ここからそろそろと物語が動き出すかなぁ?出さないかなぁ?っていう感じです。ですので、もしかしたらもう少し、もどかしい感じが続くかもしれません。
誰も読んでいないかもしれないのに、ダラダラとまえがきを書き続けるのは、個人的に大変悲しいので、そろそろ終わりにさせて頂きます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは「第5話 亜麻色の歴女」をお楽しみください。
*
次の朝、早々に宿を出てギルドマンションへと急ぐ。
「今日は集会がある日だからね、お昼前から受け付けがいなくなるんだ」
足早に歩くムラキに会わせて、晴も足早になる。
「集会って何ですか?」
「各ギルドの長がギルド間の問題について話し合うんだよ。一応、集会場は出入り自由だからね。一度ハル君も見ておくといいよ」
確かに見ておいてもいいかもしれない。自分の所属するギルドのトップについて知っておくのもいい。
「あの、ギルドってどのくらいあるんですか?」
「大別すれば4つなんだけど、一般では60前後って言われてるよ。僕も詳しい数字は分からないんだけどね」
「そんなにあるんですか?」
「まあ、毎年新興のギルドが出たり消えたりしてるから結構数は曖昧なんだ。50以下だった時もあれば、70以上の時もあったりするからね」
「そんな簡単になくなったりするんですか?」
「そうだね、この国はギルドを作るのに条件とかないからね。その気になったらすぐできるんだ。だから数の変動も激しいんだけどね」
ペースを落とさずに歩くムラキに、息を切らしながら着いていく。
「あの、冒険者ギルドの長ってどんな人ですか?」
「ああ、良くも悪くも変な人だよ」
どんな人だろうか。良くも悪くも変な人とは。変な人と言えば、真っ先に昨日出会った変態な紳士が思い浮かぶが、あれは良くも悪くもの「良くも」が抜けているような人だ。
不意に目の前を歩いていたムラキが立ち止った。
「さあ、着いたよ。これがギルドマンションだ」
そう言うムラキの前にあったのは、高くそびえたった建物だった。
首が痛くなるほどまで見上げても終わりが見えない。外観はレンガ造りを思わせ、ところどころ出っ張ったり、引っ込んだりしている。窓にいたっては規則性なく散在し、形や作りですらバラバラだ。
両開きの扉を開けてムラキが中に入っていき、その後に晴も続く。
中に入ると目の前にある受付カウンターまで向かう。
「やあ、どうも」
そう言って、二人いる置けつけの女性にムラキが声をかけると、メガネをかけた女性が顔を上げた。
「あら、どうしました?」
女性が聞くと、ムラキは晴の方を振り向いて女王からもらった招待状を出すよう身振り手振りで指示してきた。
晴は招待状を出して受付の女性に手渡した。
「なるほど。女王陛下の招待状ですね。お預かりいたします。それでは、ハルカワさんはこちらに来てください」
そう言うと、女性は受付を離れ、左手にある扉の方へと歩いて行った。
「こちらです」
そう言って扉を開けて女性は晴のことを手招きした。
それに従って晴が中に入ると、女性は扉を閉め晴の前に立った。
「これから向かうところでは、大きく分けて4つあるギルドのうち一つから選んでい頂くことになります」
女性が前を進みながら説明を始めた。
「まず初めに、ギルドという仕組みについて説明させていただきます。ギルドとは同じような職種の者が集い、友好を持つことで技術の普及や互いの協力を目的として作られた組織です。今では、城下町の自治や自警団の組織などその役割は大きく、仕事は多岐に渡ります。もちろんギルドに入らないという選択肢をとる方もおりますが、そうなると事実上国内での商業及び産業に着手することが困難になりますね」
薄暗い廊下を少し進むと右手に螺旋階段が現れ、女性はそれを下へと降りていった。晴もそれに続く。
「現在、この国には大きく分けて4つのギルドが存在します。それらはギルド発足当初から存在するギルドであり、それらから分岐するように中小様々なギルドが存在します。そのためギルドに参加するという方には初め、4つのギルドから一つを選んでもらいそれをメインギルドとして、そこから分岐するギルドに参加してもらう形をとっています。もちろん、メインギルドに選んだからといってその職業につかなければいけないというわけではありません。メインギルドとは全く別のギルドに入ってもらっても構いません。ただ、メインギルドに選んだ職種においてはそれなりの優遇が期待できるため、多くの人がメインギルドを自らの職種によって選んでいます」
暗く、長い螺旋階段が続く。下を覗き込んでも、風が通り抜けているだけで、終わりが見えなかった。
「また、ギルドの退会や変更も原則自由となっております。ただ、罰則等によって追放処分となった場合は、その他のギルドへの入会は例外なく禁止となっておりますのでご注意ください。……もうすぐ目的地です」
女性の言葉通り、ほのかに明かりが漏れている扉が見えてきた。
「こちらです」
そう言って女性が目の前の扉を開けて中へと入っていく。晴もその後に続く。
「こちらが『選択の間』になります」
円形の部屋だった。中央にある巨大な炎が壁に沿うように並んだ台座を煌々と照らしている。
「右から順に、冒険者ギルド、職人ギルド、商人ギルド、生産職ギルドとなっております。どれか一つ、入りたいギルドの台座を選び、台座に手を置いて頂くだけで終了となります」
女性はそうとだけ言うと晴から数歩後ろに下がった。どうやら後は好きにしろということらしい。
晴は赤々と燃え盛る炎を眺めながら自分に問う。
俺の目的は何だろうか。
俺は何をしたいんだろうか。
俺はどうなりたいんだろうか。
俺は……。
決まっている。もう、答えは決まっている。
帰るんだ。もとの世界に。俺が生まれ育った世界に。例えその結果がどうなろうとも。俺は帰りたい。帰った先に何もなかったとしても、俺は帰らなければならない。
そのための選択肢は一つしかない。
「冒険者ギルドでお願いします」
晴は女性の方を振り返ってそう言った。
「分かりました。それでは、向かって一番右端。盾の文様のある台座までお進みください」
女性の指示に従って晴は右端の台座まで進む。さっきは気づかなかったが、確かに台座に盾の文様が彫られている。
「それでは、台座に手を置いてください。利き手で結構です」
言われるがままに晴は台座に左手を置いた。特に何かあるわけでもなく、台座に置いた掌がほんのりと暖かくなる程度で数分が過ぎる。そして、不意に台座が振動し始めた。徐々に大きく、細かく震えていく。
「ん?」
突然の台座の反応に晴は声を上げて女性の方を見た。けれども、女性は「じっとしていてください」と言うだけで、焦るそぶりもない。
晴が言われたとおりにじっとしていると、台座の振動が少しずつ弱く、小さくなっていく。
台座の振動が完全に止まると、女性が口を開いた。
「もう手を放しても大丈夫です」
女性からの許しが出たので、晴は台座から手を放した。手を放すのを確認すると女性は話を続けた。
「お疲れ様です。これでメインギルドへの入会手続きは終了です。引き続き、メインギルドの方で注意事項等の説明がありますので、あちらのエレベーターにお乗りください」
女性の手が指し示す方を見ると確かにエレベーターがあった。
「あれ、さっき……」
「はい。この建物のエレベーターは従業員と、ギルド会員の方のみが利用できるように作られております。細かい説明はエレベーターの中でいたしますので、どうぞお乗りください」
そう言って女性がエレベーターのドアを開く。晴がエレベーターに乗ると、女性も乗り込み、扉横にあるボタンを押した。すると、扉が閉まって音も立てずに静かにエレベーターが上昇しだした。
「さきほどの入会手続きは台座を通して入会者を認識することを目的としております。一度認識された入会者は、個人情報とともにそのデータが保存され、その代わりとして当建物の設備が利用可能になります。ただ、先ほどの部屋においてのみ、一度台座を起動させない限り、このエレベーターが出現することはありません。そのため、入会を考え直すお客様や、ギルドの選択に時間がかかるお客様の場合、来た道を戻らなければいけなくなり、結果として私共も不必要な苦労を背負うこととなります」
笑えばいいのかリアクションに困る女性の話に相槌を打っていると、エレベーターが15階を表示して止まった。エレベーターのドアが開き女性が降りたので、晴も慌てて降りる。
「こちらが冒険者ギルドのギルドホールになります」
エレベーターを降りると目の前にだだっ広い空間が広がった。すぐ目の前には受付のようなものが設置されており、晴を案内した女性と同じ格好をした女性が座っている。室内は木製の床板が敷き詰められ、それとは不釣り合いなシャンデリアが辺りを照らす。部屋の一角には巨大な掲示板があり、そこに人が群がっている。反対側にはカウンターがありグラス片手に騒いでる人もいる。室内は木製の椅子やテーブルが雑多に置かれ、少なくない人で溢れかえっていた。
晴を案内した女性が受付の女性と何か言葉を交わすと、受付に座っていた女性は立ち上がり晴の方に向かってきた。
「初めまして、ハルカワ様。冒険者ギルド受付係のイレーネと申します。ここからはアイラに代わって私が説明させていただきます」
そう言ってイレーネは頭を下げた。それに合わせて亜麻色の短い髪が揺れる。
それを見てアイラと呼ばれた、晴を連れてきた女性が晴の方に歩いてきて「それでは私はここで失礼します」と言った。
「ありがとうございました」
「いえ。仕事ですから。それでは、立ち行く者に幸あらんことを」
そう言い、アイラは胸に手を当てて頭を下げ、晴が乗ってきたエレベータに乗って自分の持ち場に戻っていった。
アイラがいなくなるのを見届けるとイレーネが受付に戻り、何かを手に持ってきた。
「こちらがギルド証になります」
イレーネはカードのようなものを晴に手渡した。金属製なのかひんやりとした感触が指先に伝わる。
「そのカードは身分証明書のようなものとなります。様々な場面で必要となりますので大切にお持ち下さい。それでは、冒険者ギルドについて説明させていただきます」
イレーネが受付横の壁に掛けられた巨大な盾の紋章の前に立つ。
「こちらが冒険者ギルドの紋章になります。昔、王国の近衛兵3人が引退後に創設した傭兵団が冒険者ギルドの始まりとされています。それ以前にもいくつかの小さな集団が存在していたようですが、あまりにも小さく、さして目立った記録もないため、歴史上では彼ら3人が始まりとされています。紋章が盾であるのは、彼らの目的が国家を守ることにあったためと言われています。その後、数多の伝承を残した彼らの後を継いだのが一人の王族と一人の傭兵になります。二人は当時圧政を強いていた王を打ち取り、新たに国家を打ち立てます。それがウエスターナの起源ですね。その時に傭兵団は国家直属の軍になり、紋章が盾に変わったという言い伝えもあります。ただ、そうなるとその後の歴史との整合性の点で問題があるため違うという意見がほとんどですね。今最も熱い説は謀略説ですね。国王になった王族がともに戦った傭兵の暗殺を試みるのです。それを察した傭兵は傭兵団を率いて、国王のもとを離れるという説です。それでも国を出なかったのは、まだ国王が心を改めてくれるかもしれないという期待があったからというところが民衆の心を掴んでますね。ただ、ここら辺の時代は正確な記録が戦争等で紛失してしまってるので正しいことは分からないですね。まあ、人気の高さからか謀略説が今の主流ですね。その後……」
「あの、それってどのくらいまで続くんですか?」
少しの隙を狙って、すかさず晴は口を挟んだ。歴史好きなのか分からないが目の前の女性が延々と話し続けるような気がしたからだ。たとえマニュアル通りだったとしても長い立ち話は遠慮してもらいたい。
「第7期まであります。今、第2期まで話したところですね」
「それって聞かなきゃダメですか?」
「ええ、規則になってますので」
晴より背が低いので晴のことを見上げる形になってるが、それでも有無を言わせぬ瞳で晴を見つめてくる。どうやら聞かなきゃいけないらしい。晴は観念して首を横に振った。
「それでは続けますね。次は第3期です。かの傭兵が亡くなってから数年後大きな戦争が勃発します。もちろんその時、王国側から傭兵団に出兵の依頼が届くんですが、傭兵団側はこれを拒否します。王国との溝がまだ埋まっていなかったというのもありますが、どちらかというと傭兵団側にまとめ役のようなものがいなかったのが一番の原因だと思われますね。突出した誰かがいなかったので、傭兵団側でも意見が対立して、出るにも出れなくなっていたようです。そうこうしているうちに、王国が敗戦を喫します。この戦争が世にいう、百日戦争ですね。名前の通り、百日続いたからそう呼ばれています。百日戦争に敗北した王国はその後、長らく相手国の間接的な統治下に置かれます。その間、王政は維持されたものの、事実上の傀儡政権となっていました。その後、百日戦争の相手国が他国と大規模な戦争を繰り広げているときに、二人の傭兵率いる傭兵団が当時の王都を占拠します。いわゆる、バレ・アレーネ革命ですね。これは傭兵団を扇動した二人の傭兵の名前からとってつけられています。この時、王国軍の多くが彼らに力を貸したために成功し得た革命だったそうです。その後、二人による統治が行われました。これが第4期です。第5期は戦乱の期節だとも言われています。二人の死後、政権は王家に返還されました。以後、現在まで王政が敷かれることになります。この政権の返還の際に、傭兵団も今までの名称から義兵団という名称に変えたと言われています。今度こそ国家に背くことなく、国と民を守ろうという意志が込められているそうです」
延々と続くイレーネの話に晴はほとほとうんざり来ていた。
どうして興味もないモノをこんなにも聞かされなければならないのだろうか。もんもんとした疑問が何度も繰り返されるが、それを問いかけたところで結局は規則という言葉に押し切られて聞かされるだろう。そう思うと、問いかけるのも馬鹿らしくなって、ただ早くこの時間が過ぎないかと願うばかりだった。
「それ以降、義兵団に目立った活躍はありませんでした。ですが、以前、国家が敗戦を喫して敵国の統治下におかれたことを意識してなのか、第5期の間に行われた戦争にはことごとく参加しています。そのため、大小20以上の戦に参戦することになり、結果として義兵団は多大な損害を被り、解散の危機に見舞われることになります。これが第5期とされています。次は第6期です。第6期は通称、変革期と呼ばれます。名前の通り、国家にも義兵団にも大きな変化が起きました。まず国家から見ていくと、民意も重視されるようにと国民による政府機関であるパブリックが作られました。これにより、王族側と国民側の二つの政府による。2政府体勢が敷かれることになります。また、3大改革と呼ばれる改革も行われたのですが、それは興味があったら自分で調べてください。義兵団における変革は、まず第一に傭兵業以外にも手を出すようになったことです。旅の護衛から探索や調査など、活動の幅を広げることになりました。それに伴い、国内の商業組合や工業組合といった組合と手を組んでギルドを設立します。これが現在のギルドへとつながっていきます。同時に義兵団も冒険者ギルドと名称を変えることになります。その後、「冒険者ギルドは国民からの依頼を中心に仕事をこなしていきます。また、この時に冒険者ギルド内で実力や実績ごとに階級を設けるようになり、階級によって受けられる依頼を制限することで、冒険者の死傷率を大幅に減少させることに成功しました。こうして現在の王国、ギルドの礎が築かれました。以上が第6期になります。最後に第7期、現在について話させていただきます」
晴は大きく息を吐いた。
延々と続くかと思われた退屈な長話から解放されるかと思うと、吐く息でさえまだ得ぬ解放感に満たされているように思えた。
「現在は、特に目立った戦争は起きていないです。つい先日、2政府体勢に反を唱えた貴族が数名手を組んで反乱を起こしましたが、すぐに鎮圧されるに至りました。その他にも小さな内紛はいくつかありましたが、どれも大事に至らずに済んでいます。他国とも積極的に同盟を結んだりと、関係も良好なようです。以上が大まかな現在の情勢になります」
言い終えると、イレーネは晴の方に向き直った。
「以上で説明は終わります。この後、注意事項等話したいことは山々ありますが、生憎とあとにギルド集会が控えていますのである程度省かさせて頂きます」
イレーネはどこか落ち着かない顔でそう言う。
たぶん忘れていたのだろう。歴史を語ることに夢中になったせいか、単なる物忘れかは分からないが、ギルド集会の存在を忘れてしまっていたのだろう。話し終わった後の彼女の落ち着かない態度を見ればだいたい想像はつく。そのせいで注意事項といった大事なところを省かなければならなくなってしまう。むしろ注意事項の説明に時間を割くべきだろうに。
そうは思っても、晴にとって時間が短縮されるのは嫌なことではない。むしろ望ましいくらいだった。注意事項なんて後で確認すればいいものだ。そう思えばこそ、晴はイレーネの言葉に黙って頷いた。
「それでは、先に総帥に会っていただきます。こちらへどうぞ」
イレーネはそう言うと、部屋の奥にある扉へと晴を案内した。
乱雑に置かれたテーブルやイスをよけながら扉まで向かう。気が付くと、周りの視線は晴に注がれていた。値踏みをするような粘ついた視線がうっとうしい。
晴が扉の前に立つと、イレーネが扉をノックした。
「イレーネです。ハルカワ様をお連れしました」
「どうぞ」
イレーネがノックをすると、しわがれた男性の声が返ってきた。
イレーネが扉を開けて横にズレる。どうやらここからは一人で行けということらしい。
晴は軽く背筋を伸ばすと、扉の向こうへ足を踏み入れた。
大変お疲れ様でした。
私の下手な文章に最後までお付き合いいただき、今にも泣きだしそうな勢いで大変感謝しております。
今回はアイラとイレーネのお二方に初登場していただきました。が、恐らく、出番は最初の方だけだろうと思います。
アイラの方にいたっては次出る機会ないだろうなぁと。
ちなみに亜麻色で短髪のイレーネに対してアイラは黒髪にロングヘアーの設定です。とは言っても、書きながら「あ、受付がいるな……じゃあこんな感じだろ」というやっつけな感じで作っちゃっていますので。
いずれ二人の背景とか作ってあげたいなとも思っていますが、それはまたの機会にしたいと思います。
次回は、いよいよ晴が冒険者ギルドのトップと会い見えることになります。このトップの方は、某有名なフィクションの作中で亡くなられた方をイメージしたのですが、私的にどうも違った感じに見えてしまって仕方がありません。願わくばこのトップの方も、どうか某有名なフィクションの作中で亡くなられた方と同じように重要な役割を担ってくれたらなと思う次第です。
予定では次の更新は来週の日曜日ということになっております。ですが、次話はでき次第、曜日に関係なく掲載しようとも思っております。とりあえずは、来週の日曜日ということでお願いします。
毎度同じ文句になりますが。
誰も読んでいないかもしれないのにつらづらと、長々と書き続けられるほど心が強くない私ですので、ここら辺で失礼させていただきます。
次回もぜひ楽しみにお待ちいただけますようお願い申し上げます。
それでは、ここまでご精読していただきありがとうございました。
蝉しぐれ