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恋歌    作者:
6/8

第6話 ずっと一緒

彼方?


  私、2年後の夏には


  もぅ、いないかもしれないけど


  少しの時間も大切にしていきたいの・・・




                 あなたと一生の思い出を


                 作っていきたいの・・・・


                 私は少しわずかな時間だけでも・・・


                    


                  私は、あなたの幸せを願ってます。





彼方は海岸公園に着いた。


「・・・・奈月は・・・まだか。」


彼方はベンチに腰掛けた。


本当に奈月があと2・3年しか生きられなかったらどうする・・・?


彼方は不安が頭をよぎる。


すると、後ろから足音が聞こえた。


「彼方・・・」


奈月だった。


奈月は彼方のとなりに座った。


「どうしたの??私、びっくりしっちゃた。」


奈月は彼方に笑いかける。


(どうして奈月は・・笑ってられるんだろう・・・)


「奈月・・・風邪治った?」


彼方は優しい口調で話す。


「うん。治っちゃった♪」


彼方は下を向く。


・・・・今、奈月に嘘をつかれた・・・


「ねぇ・・・どうしてオレに嘘つくの?」


「え?」


奈月は驚いた。少し動揺していた。


「なんで?嘘なんてついてないよ・・・?」


奈月は、彼方から目をそらした。


すると、彼方が立ち上がった。


「奈月は・・・オレになんでも言ってくれると思ってたのになぁ。」


彼方は悲しそうに奈月を見る。


「もしかして・・・彼方知ってるの?私の病気のこと・・・。」


彼方は奈月に笑いながらうなづいた。


「え・・・。」


「どうして俺に言ってくれなかったの?」


「・・・・・。」


奈月は黙ったまま・・・。


「もぅ・・・いいよ。」


彼方は、公園を立ち去ろうとした。


(イヤ・・・いかないで彼方・・・私を独りにしないで・・・。)


奈月の目から涙が流れてくる。


「ぃゃ・・・・いかないで!!彼方・・・待って!!!」


奈月は彼方の服をつかむ。


「だって・・・恐かったんだもん。私の病気を知ったら、彼方は私から離れていくと思ったんだもん


もう、今までどうりに遊べないとおもったんだもん!!」


奈月は下を向き、泣く。


(かっこ悪い・・・いつものように泣いて許そうとしてる・・・私、最悪だ・・)


「本当に困るやつだね。いつも泣いて終わらせて、なんかあったらまたすぐに泣いて・・・。


で、頼ってくると思っている時に大事な事・・俺に隠して・・・。」


「ごめんなさい・・・。」


すると、彼方は奈月を優しく抱きしめた。


「でも、俺はずっと奈月と一緒だよ」


・・・ずっと一緒・・・


奈月は彼方の言葉がうれしかった。


「俺が奈月のこと嫌いになるわけないじゃん。」


彼方のハニカんだ笑顔は今でも忘れない・・・。


不器用で、でも優しくて・・・私はそんな彼方がすごくスキだったんだよ。



あー!!とうとう書いちゃいました。

これ書くの案外、楽しみにしてたんですよ・・・・

さぁ、この次はどうゆう風になるんですかね。


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