第4話 だれにも頼れない
彼方はいつもやさしい・・・
いつも私のそばにいてはげましてくれて・・・
でも、それもあとどれくらい・・・?
もって、あと3年しか彼方といられない
どすればいいの・・・・?
あたしにはやりたいことがたくさんあるのに・・。
彼方のとなりにもっといたかった・・・
奈月は目が覚めた。
「・・・ん?彼方?」
となりには、心配そうに奈月のことを見ていた。
ここはどうやら彼方の部屋だったらしい・・・
「私・・・なんで彼方の部屋に・・・?」
奈月は昨日あったことがおもいだせない。
「倒れたんだよ。奈月は人騒がせだなぁ。」
すると、昨日のことが鮮明に思い出した。できれば思い出したくはなかった。
「ありがとう・・・彼方。」
と少し悲しそうな笑顔の奈月に彼方は不安だった。
「あ!ホットミルク飲む?ちょっと待ってて。」
と彼方が部屋から出ようとした。
(行かないで彼方!!)
奈月は無我夢中で彼方に抱きついた。
「・・・・奈月?」
とまた赤くなる彼方。
「独りにしないで!!」
奈月も顔をあかくしながら強く抱きしめた。
「あの・・・さ。昨日、病院でなにかあったの?」
「なんで??」
奈月はあせった。
「親父が奈月、病院から泣きながら走っていったって言ってたから・・・」
(やばいよ・・・彼方に気づかれちゃう・・・)
「えっと・・・・・」
と奈月が言葉につまっていた。
「・・・オレにも言えないの?」
と彼方の冷たい言葉が奈月の心にささる。
奈月は彼方を離し、彼方の部屋から出た。
「奈月!!!」
彼方は叫んだ。でも、奈月には聞こえなかった。
彼方は座りこんだ。
「俺ってそんなに頼りないかなぁ・・・」
奈月はたくさん走った。
(私何やってんの??どれだけ彼方の迷惑にかければきがすむの??
もう、私・・・だれも頼らない。)
奈月は家に帰った。
「ただいま・・・」
「・・・・。」
誰もいないらしい・・・
奈月は、部屋に入った。
(すんごくさみしい・・・・。私、彼方には頼らない。
でも、死ぬ時には彼方に逢っていろんなことを話して、そばにいたい。
でも、私はまだ死にたくないよ。もっと生きていたい。でも・・・しょうがないよね。)
奈月はアルバムをみながらそう思った。
どんどん涙が流れてくる。
どの写真にも彼方がいて私は幸せそうに笑っている。
私を笑わせてくれたのは、全部彼方のおかげだね。
いつもとなりにいて私を幸せにしてくれたね・・・
いつも好きだったよ。
ー病院ー
「おや?紅子くんまだいたのか?」
彼方の父、慎一が言う。真一は、ここの病院の『仙崎東病院』の医院長だ。
紅子とは、今度から奈月の担当医になる女の先生だった。
「はい。新しい患者のカルテを整理しようとしていて・・・」
「見せてみなさい。」
紅子は、慎一に見せた。
慎一は目を疑った。
それは、奈月の写真に住所。全部奈月本人のものだ。
「この子はどうゆう病気なんだ?」
「え〜っとそれが・・・・病名はまだわかってないんですけど・・・それが」
「どうした??」
「じつは・・・余命が最低で2ねん、もって3年・・・」
「・・・・!!」
慎一は言葉を失った。
「この子・・・精神的に大丈夫かしら。」
「・・・そうか。じゃあ、早く帰りたまえ。」
とやっとのことで言葉がでた。
「じゃあ、さようなら。」
紅子が笑顔で見送る。
慎一は、廊下のすみで携帯をだした。
「・・・・ああ、私だ。今なにをしていた彼方。」
「あ?別に。」
「今日は、家にいてくれ。」
「はぁ??今日は塾なんだけど。」
「それよりも大切な話がある・・・・」
少し、緊張感があった。
「・・・奈月のことだ。」
「え?奈月のこと・・・・わかった・・・」
私はぜったいに彼方には知られたくなかった。
なにがあっても・・・・
でもこんな形で知られちゃうなんて・・・思いもしなかった。
やばいですね〜!!彼方に知られちゃいますよ!!
次回は以外な展開があります!期待しててくださいい☆




