もう破裂しそう
掲載日:2026/02/15
繊細な瓶の薄いガラスのなかで加速を続けてもう破裂しそう。閉じ込められた箱を飛び越えて逃げ出した猫と遊びに行こう。
どこにもない世界、その続きはどこまでも現実的な現実に現実を突きつけられて、嘘にまみれた真実だらけの現実社会に叩き落とされる。
事実の積み重ねでは腹は膨れない。誰もが自分の知ってること以外知らない。君の知らない僕を知らない。
山のなかに海を見て、海の底で彼を見た。夢はどこまでも夢のまま、終わる。
世界は続く、誰の息づかいも気にせずに。呼吸が止まった彼女はこの世から消えた。
生きてる、君は生きてる、間違いなく。
子猫は塀の向こうへ逃げていった。もう二度と会えない。




