表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/16

神々の罪2

偉大なる古き女神、マナートはその銀色の髪をなびかせて進みました。

行く末を知るものマナートは自らの心の中の目を閉じています。

それはまさに人間のようでした。


人間のように、すなわちあらゆる生き物がそれに似ていました。

道に迷った一匹の猫のように。

臆病な犬のように。

ガアガアと鳴くカラスのように。

いななく馬のように。

時と共に歩むあらゆる生き物が彼女に似ていました。

恐怖と不安で一杯の袋。

逃げ回り、袋小路に迷い込んだ一匹のネズミ。

しかしそれを上回る大きな好奇心と勇気が、女神マナートの心を突き動かしました。


黒い衣が乾いた風に揺らされます。

彼女は敷居に立つ女神。

幼さと老い。

生と死の間に。

敵と味方の間に。

昇る朝日と沈む夕日の象徴。

商人にも旅人にも時が流れることを伝えるもの。

夜空を行く銀の皿。

欠けゆく月、マナート女神は自らの心の目を開きました。

振り向かぬ女神マナートは未来を見ました。

そして進む決意をしました。

他ならぬ彼女自身の心が進む決意をしました。

黒衣の袖が風になびき、白い顔は凛々しく結ばれました。


視線の先には小さな神が立っていました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ