プロローグ〜君たちは異世界に憧れたことはあるだろうか。
本編、血花妖乱のプロローグです。
本編の魅力が短く伝わるように頑張りました。
これを見て本編に興味を持ってもらったら幸いです。
いつか投稿
突然だが「黒髪」と言われてなにか思い当たることはあるだろうか。
ほとんどの日本人は特に何の印象も持たないこの黒髪だが、この世界では一味違った……。
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君たち異世界転生に憧れたことはあるだろうか。
それは誰もが通る道だと俺は思っている。
そんな君たちのために僕は一つためになることを言おう。
本当の異世界を知っている俺からしたら、その考えは甘っちょろい。
異世界を本気で楽しめる奴は、この俺たちが住む世界《地球》と比べて限りなく少ない。
何故って、俺の異世界では才能で生死が決定する。才能がない人間が生きる方法は泥水を啜りながらも死ぬ気で努力する。それだけだ。
なぜそんなことが言えるのか、と言うと。
俺がそうだったからだな…。
黒髪というだけで俺は才能なしの烙印を押され実の親に捨てられた。
この際正直に言おう、俺はこの世界が嫌いだ、大っ嫌いだ。
…だから、俺が殺してやる魔王を、そして俺を捨てたこの世界を俺が捨てる。
…いや、血で染めて壊す……‼。
「俺はこの世界を壊す、そのためなら魔王にだってなってやる‼」
我はアホ!異論は認めん!俺の友が作ってくれた。まじ感謝っす。ウィスウィス!.................陰キャは辛いよ。