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不思議の国だがアリスはいない!?  作者: ユタ
お茶会編
5/15

3話 聞きたいこと

ミツキ君たち優しいですね。

こってり絞られたシエロはげっそりした様子で紅茶を飲んでいた。


「もう嫌だ…当分君達の顔は見たくない。」

「かなり怒られてたね…僕全然眠れなかった…」

とこちら近づいてきたのはネルムだった。「はい…ケーキ…」と差し出してくれた。どうやら元気づけに来てくれたみたいだ。やっぱ優しいなネルムは。私の癒しだ。


「見てる方も叱られてる気分だったよ。俺がハッターさんに説教されたら死ねるぞ。」

そう言ってきたのはミツキだった。いつの間に隣に来たんだ…


ちなみに私はミツキをいじるのが好きだ。

「確かにヘタレミツキにはキツイもんだな。」

「俺はヘタレじゃない!」

「そうだね…ただのバカだね…」

おっとネルムの毒舌が発動しかけているな。ほらまだ少ししかいじってないのに涙目だし。ほんと面白いな。


ここまでにして少し愚痴を零してみた。

「約束してたって言われても一方的に招待状渡されただけだぞ。いきなり部屋に来て『明日あるから来てね。』っていきなり言われていきなり帰ったんだぞ」


そうだ!私は被害者だ!ハッターが勝手に取り付けた話なんだ!


「そんなこと言ってるとまたハッターが怒るよ」

ガサっと木の上からチェシャが降りてきて言った。

「私はまだ許してないからな。一生恨み続けるからな」


そう、私はまだ根に持っている。私がハッターに引きづられていく時にこいつは「お、応援してるにゃ〜!」って言ったんだ。なにが応援してるだ!


「ごめんね、だって僕も怖かったし…またシエロの好きなもの奢るから許して」

「わかった許さないけど奢ってもらう。」

「えー!そりゃないにゃ!」


ふん!小さな仕返しだ!これで済んでよかったと思え!

…あれ何か忘れてるような気がする…


あ、そう言えばハッターに聞きたいことがあったんだった。

「なぁハッター」

私はハッターの席に近づき呼びかけた。

「ん?なに?」

「アリスって知ってる?」

アリスについて聞きましたね。

実はハッターさんは物知りなんですよ。

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