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なんちゃって監禁学園生活

拝啓、娘を置き去りにしてニューヨークに出張しやがったお父さん、お母さん。


お元気ですか?

私、柏祇(はくぎ)はとても元気ですと言いたい処ですが、只今、人生最大の危機に陥っています。


私は現在進行形で全力疾走しています。そして私の後ろを走っているのは、獰猛且つ凶悪な、体長2メートルを優に超してそうな一匹の虎。黄色地に黒の縞ではなく、赤地に真っ青な縞模様の、何とも毒々しい色合いのメガロです。

そんな猛獣が、目を血走らせ牙を剥き出しにし走り迫ってくる様は、一言で言えばとてつもなく恐ろしい光景でした。

『目の前の獲物を捕らえ、喰らおうとしている捕食者と、捕食者に捕らわれまいと必死に逃げ惑う獲物の図』とでも言いましょうか。


まさに生きるか死ぬか、追いし追われしの問答無用食物連鎖リレー。私の体に蓄積されていた僅かな体力も、そろそろ限界にきましたよ。

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