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ダンジョン作ったら無理ゲーになりました  作者: 緑葉
第5章 ダンジョン建国編
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93話 夜会の参加者

ポイント制のシステム導入の目処が立ち一安心した俺。

才にお礼を述べて話し合いを終えようとした時、彼からある質問が飛んできた。


『そう言えばお前、夜会に参加するんだろ?スーツとか持っているのか?』


スーツ?何それ・・・甘いやつ?

・・・それはスイーツ


ってそんなくだらない一人ツッコミしている場合じゃない。


「夜会ってやっぱりスーツ参加なのか?」

『当然だろ?もしなければ早めに王都に来て用意するが?』


才がそんな提案をしてきたが予想外にそれを断ったのはエイミィだった。


「才、提案は嬉しいけど衣装はこっちで用意するわ。丁度良い人材が入ってきたことだし」

『ん?まあそっちで用意できるなら別に構わないぞ。ダンジョンのデザインというのもこちらとして気になるし。ちなみに参加人数は?』

「ゴメンそれはまだ決まっていない・・・決まったら連絡するよ」

『分かった・・・そうだ決まっていないのならこちらからお願いしたい事があるのだがいいか?』


才は少し考え込んだ様子だったが何をお願いしてくるんだ?


『実はダンジョンで貰った作物なんだがテオプアのよりも格段に味や品質が上だったんだよ』

「じゃあそっちに行くときに作物を持っていけばいいのか?」

『いや、それもあるんだが。ダンジョンでの農作業者にこっちの畑を見てもらいたいんだ。もちろん夜会にも賓客として招待する』


才の奴随分とダンジョンの作物を気に入ったようだな。

才にはポイント制のアドバイスとかも貰っているし快く承諾する。


「分かった詳しい人の中で参加希望者がいないか確認してみる」

『ありがとう・・・それと確認だが光輝の所のゾアは夜会に参加なんだよな?』

「ゾア?一応本人は参加する気満々だったぞ」


何やら夜会に備えて準備をするとか言っていたが。


『そうか・・・ウチのケイトが戻って来て早々研究所で何か作り出しているから多分ゾア関連だろうなとは思っていたが』


ケイトって言ったらヒュウと一緒にダンジョン攻略に参加していた魔道具使いの女性だったよな。何やらゾアに対して物凄いライバル心を燃やしているご様子。


『そんな訳だから俺以外にも光輝達が来るのを楽しみにしている事は理解してくれ。光輝がダンジョンを案内してくれたように俺もテオプアの凄い所を案内したいからな』


笑いながら言う才の姿は少し子供っぽく見えたが気持ちは分かる。

誰にだって自慢したいものはあるはず。


「ああ、俺も楽しみにしている・・・そう言えば今後才に連絡する時はシンに頼めばいいのかな?」

『いや、もう光輝君と才との通信網は出来たので今後はいつでも連絡が取れるよ』


俺に質問に答えてくれるシン・・・そう言えば会話に参加していなかったけどずっといたんだよね。


『光輝君、もしかして僕の存在忘れてた?』

「い、いえそんな事はありませんよ」


怪しんでいるシンを誤魔化す俺・・・あれ?これって神様に嘘を吐いた事になるのか?


『まぁ良いでしょう・・・それじゃ僕は仕事に戻るよ。これでも忙しいので』


そう言い残してシンのモニターが消える。


『それじゃ俺もこれで失礼する・・・またな』


そして才もそう言い残して通信が切れた。


後で確認したらモニターにはしっかりとフロアボスの下に才の名前が表示されていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


翌日、俺は夜会の参加者を決めるべくフロアボス達を集めて会議をしていた。


「それじゃ今回の議題なんだが約1か月後に開かれるテオプアでの夜会に参加するにあたって俺と同行するメンバーを決めたい。一応ゾアとマリーは夜会に参加する事は決定している。あと護衛としてデューオとグンナルも同行してもらうんだが、実は才の要望で畑を見てもらう人材も来て欲しいらしい」

「畑ですか?・・・そうなると私も同行した方が良いのでしょうか?」

「いや、メリアスはこのダンジョンの最終防衛ラインだしあまり表に出したくないんだ」


本心で言えば彼女がいれば心強い・・・というか強すぎる。だが最終防衛ラインを夜会に連れ出すというのも考え物だし、何よりマリーですら多くの男達を魅了したんだ。メリアスが出てきたらひれ伏す者達が出始める!


実際メリアスを見た亜人達は最初、彼女が女神エイミィだと勘違いして挨拶していた。それだけに彼女は神々しいわけなんだが・・・


「しかし、コウキ様・・・メリアス以外で畑に詳しい人物となるとアルドになりますが」

「そうだね・・・ただアルドを人間の国に連れて行くのはね・・・」


ルヌプの件もあるしまだ人間に対して恐怖心が拭いきれていない。

才がダンジョンにやって来た時も亜人の何人かは視線を合わせないようにしていた。


「でしたらアルラはどうでしょう?コウキ様がお土産を持ってきてからは随分と外の国に興味を持たれていましたよ」


っちょ!

っちょ!メリアス何とんでもない提案しているの?!アルラは元女神セフィロトだぞ!何かあったらシャレにならんぞ!


アルラの正体を知っている俺とエイミィはギョッとした顔で彼女を見たが、逆に正体を知らないフロアボス達は賛同していた。


「アルラ嬢ちゃんか・・・確かに働き者だし作物についても熱心に勉強していたな」

「ダンジョンの外に行ける機会なんてなかなか無いし良いんじゃないか?」

「知識量も申し分ないし、何より可愛いからね」


カルラ・・・可愛いは理由に入るのか?


「コウキさん、大丈夫やちゃんと嬢ちゃんもワイ達で守るさかいに安心したってや」


ゾア・・・お前が嬢ちゃんと呼んでいる相手はエイミィと同じ女神なんだぞ!

そう叫びたい気持ちを抑えて他の意見も聞くが全員アルラが行く事に賛成した。


「とりあえずアルラに確認を取って『今確認取りましたが喜んで参加するそうです』・・・そうですか」


仕事の早いメリアス・・・アルラにすぐに確認を取り知らせてくれる。

本人も行く気満々なのね。


そんな訳で夜会には俺、ゾア、アルラ、マリー、護衛としてデューオとグンナルが行く事に決定したのだった。

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